株式会社サクシードがunicoを完全子会社化
株式会社サクシード(証券コード:9256)が、福岡県福岡市に本社を構える株式会社unicoの全株式を取得し、完全子会社化することを決定しました。これは、2025年10月7日のことです。無事に手続きを終えた後、両社は新たな成長を目指して協力していくことになります。
1. 買収の背景と目的
株式会社サクシードは「教育と福祉の社会課題を解決し、より良い未来を創造する」という理念のもと、人材サービス及び教育サービス事業を進めています。一方、unicoは発達障害のある子どもたちを支援する放課後等デイサービスを行っており、地域のニーズに応じた良質なサービスを提供しています。特に近年、日本では少子化が進行する中、発達障害を持つ子どもたちの数が増加傾向にあり、支援の必要性が高まっています。
令和4年度には、児童発達支援施設利用者が15.1万人に達し、放課後等デイサービス利用者は30.6万人に達しました。このような状況で、専門的な知識や経験を持つ人材、特に児童発達支援管理責任者は不足しており、この課題を解決するために両社が手を組むことになったのです。
2. 成長ストーリー
両社の強みを活かし、人材供給と施設運営のノウハウを融合することで、事業の急成長を目指します。サクシードが持つ専門人材ネットワークとunicoの運営ノウハウを用いて、質の高い支援体制の維持に努めながら新たな施設の開設を加速させます。
また、unicoの実績をもとに、全国的なサービス展開を推進していく計画です。サクシードの採用力を活用し、unicoの優れた運営オペレーションを全国に展開し、より多くの地域でサービスを提供することを目指します。
3. 今後の取り組み
人材採用のプラットフォームを確立し、優れた専門人材を安定的に供給する体制を整えることで、競合他社に対しての優位性を高めていきます。また、地域に密着したサービスの拡充を行い、新たな施設の開設を都市部と地方で進める方針です。これにより、全国規模の支援ネットワークを築き上げることが期待されます。
4. 代表者コメント
株式会社サクシードの代表取締役、高木毅氏は「このたびの株式取得は、我々の人材サービスとunico社の福祉サービスを融合し、成長と社会的価値の最大化を図る重要な要素です」と述べ、教育や福祉分野での将来的な貢献を強調しました。
一方、unicoの代表取締役、濱田諒氏は「私たちは、この株式取得によって、事業のシナジーのみならず、企業文化や教育・福祉に対する志を共有できると確信しています。今後も教育と福祉の枠を越えた広い社会課題の解決に挑戦し、多くの子どもたちやその家族に貢献していきたいと考えています」と語ります。
企業情報
株式会社サクシード
- - 所在地: 東京都新宿区高田馬場1-4-15 大樹生命高田馬場ビル8F
- - 設立: 2004年4月
- - 売上高: 3,469百万円(2025年3月期)
- - 会社HP
株式会社unico
- - 所在地: 福岡県福岡市中央区天神3丁目6-4 VORT福岡天神5階
- - 設立: 2023年1月
- - 売上高: 534百万円(2025年3月期)
- - 会社HP