「最高のホームをつくろう」をスローガンに掲げ、宮城県富谷市で65年の歴史を持つ株式会社あいホームが、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。彼らは、このたび不動産・建築DXプラットフォーム『PICKFORM』を導入したことを発表しました。
この導入は、あいホームが顧客満足度の向上と業務の効率化を図るための一環として行われたものです。『PICKFORM』は、不動産売買や注文住宅の請負契約に関する書類の取り交わしをサポートし、契約手続きをシンプルにし、迅速化します。さらに、ペーパーレス化を推進することで、環境への配慮も行っています。
あいホームはこれまで、他の電子契約サービスを使用していましたが、法令遵守を強化するために新たに『PICKFORM』を採用する決断をしました。特に、宅地建物取引業法を遵守する必要がある不動産取引において、従来の方法では限界を感じていたため、適法な対応が可能な『PICKFORM』の導入に至ったのです。
同社の代表取締役・伊藤謙氏は、コロナ禍を受けて契約業務を100%電子契約に切り替えた経緯を説明しています。守るべきルールを理解し、誠実に運営していくための準備を整えることが、顧客にとって最も重要な契約行為をサポートする基盤となると強調しました。また、PICKの許可を得ているサービスを活用することで、顧客が不利益を被ることのないよう、徹底したコンプライアンスの強化を図っています。
一方、協力を行っている株式会社PICKの代表取締役兼CEO、普家辰哉氏は、伊藤社長との出会いが契約業務のデジタル化の大きなきっかけとなったと振り返ります。伊藤氏は、DXに対する理解と感度が高く、すぐに『PICKFORM』を採用する決断を下しました。
最新のDXプラットフォーム『PICKFORM』は、そのシンプルでユーザーフレンドリーな設計により、スマートフォンやパソコンを利用して簡単に契約手続きを完了することが可能です。この仕組みは、紙の使用を削減し、印紙代や書類の配送に伴うCO2排出の低減にも貢献します。
今後、株式会社PICKは、あいホームのニーズに応じたサポートを提供しつつ、更なる不動産業界のデジタル化を推進していきます。業務効率化のみならず、環境への配慮や顧客体験の向上を実現し、よりスマートな不動産取引を推進することを目指します。あいホームとPICKの協力による新たな挑戦は、注目に値する取り組みです。