2024年 サステイナブルキャンパス賞が京都で開催
2024年11月15日から16日まで、京都大学吉田キャンパスにおいて第12回サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)の年次大会が開催されました。この大会では、持続可能な社会の実現を目的とした「サステイナブルキャンパス賞」が発表され、6つの大学や企業が表彰されました。
このイベントのテーマは「地域と共に創る、環境と経済の好循環:京からはじめる行動変容」であり、環境と経済の新たな協力関係の形成に向けた取り組みが強調されました。参加者は約100名に及び、様々な分野の専門家が集まり、意見を交換しました。
大会の概要と内容
日程と会場
- - 日程: 2024年11月15日(金)・16日(土)
- - 会場: 京都大学吉田キャンパス国際科学イノベーション棟5F
- - 主催: 一般社団法人サステイナブルキャンパス推進協議会
- - 共催: 国立大学法人京都大学
- - 後援: 経済産業省 資源エネルギー庁、京都府、京都市
- - 協賛: オムロンソーシャルソリューションズ株式会社、株式会社GSユアサ、ダイキン工業株式会社など
15日のプログラム
初日は、仁和寺における蓄電池システムの見学からスタートしました。これは、経済産業省の実証事業の一環として導入されたものであり、災害時のインフラとしても機能します。参加者たちは蓄電池の役割や地域のカーボンニュートラルの達成に向けた取り組みについて学びました。
その後、全体シンポジウムが行われ、政府や学術機関、企業が一堂に会し、再生可能エネルギーの普及とそれを支える調整力の重要性について議論しました。基調講演では、分散型エネルギーシステムの政策動向やクラウドコミュニティ構想に関する最新の情報が共有されました。
16日のプログラム
二日目には、「脱炭素・省エネ研究部門」を新設し、複数の分科会が開かれました。リーダブルな事例発表が行われ、11組の参加者がそれぞれの取組みを紹介しました。特に注目されたのは「COGOO学生チーム」によるシェアサイクルの取り組みでした。
サステイナブルキャンパス賞
サステイナブルキャンパス賞は、持続可能な環境社会の構築を目指す取り組みを評価するもので、今年度は以下の6つの事例が表彰されました。
- 歴史的建築物の耐震改修・保存改修
- ICTを活用した環境コミュニケーションの取り組み
- 学内シェアサイクルの取り組み
- フロン排出抑制法遵守の取り組み
これらの活動は、持続可能性の取り組みにおいて重要なモデルとなります。さらに詳しい情報は、
公式サイトをご覧ください。
サステイナブルキャンパスの推進
サステイナブルキャンパス協議会は、国内外の高等教育機関と連携し、SDGsの達成を目指す取り組みを推進しています。彼らは、教育の場としてキャンパスモデルを活かし、将来の環境保護社会の構築に寄与することを目指しています。今年度の大会はその豊かさを示すものとなりました。
環境を意識した活動が新たな価値を生み出し、社会全体に広がることを期待しています。