DX・AI活用の新たなステップへ、リスキリング支援サービスが登場

DX・AI活用を促進する新たな取り組み

パーソルイノベーション株式会社が展開するリスキリング支援サービス『Reskilling Camp』は、三菱商事グループのダイヤモンド・リアルティ・マネジメント株式会社向けに、管理職層を対象とした「DX・AI活用プログラム」の提供を開始しました。今回の取り組みは、企業のデジタル変革を加速させるための重要なステップです。

プログラム導入の背景と目的

ダイヤモンド・リアルティ・マネジメントでは、すでにグループ内で生成AIの導入が進んでいましたが、実際の業務に効果的に活用するためにはいくつかの課題が残っていました。それは現場への技術の定着や、管理職層がDXやAIを道具としてだけでなく、組織の変革を推進するリーダーとして活用することが重要視されていました。

今回のプログラムの導入により、管理職はAI活用の実務的な理解を深め、自部門のメンバーを支援することで、DX・AI活用をトップダウンで推進することを目指しています。

研修プログラムの内容

この研修では、AIエージェント時代に必要な基礎知識から実務に直結するスキルを学ぶことができるように設計されています。その内容は以下の通りです。

1. 基礎知識の習得：参加者は、DXやAIのトレンド、AI活用レベルの診断を通じて、生成AIやAIエージェントの全体像を理解します。国内外の実践例を通じて、その活用可能性を探ります。

2. ハンズオン体験：Microsoft 365 Copilotを使用し、TeamsやExcel、Notebookでの文書要約やデータ分析を実践的に行います。また、Copilot Studioを使い、簡易的なエージェント開発や業務の自動化についても検討します。この過程で、生成AI導入におけるチェンジマネジメントや業務適用範囲を考え、実際の業務に即した活用シナリオを描く力を養います。

期待される成果

本研修を通じて、参加者は自らの言葉でDXや生成AI活用の意義を語り、現場の課題に対する提案や解決策を自信を持って支援できる人物へと成長することが期待されています。さらに、Microsoft 365 Copilotの活用を通じて、日常業務の効率化や自動化を具体的に体感し、社内での実装可能性を描く能力を磨くことができます。このようにして、単なる技術の利用にとどまらず、全社的に「変革を主導する文化」を根付かせることが目標です。

研修後には効果測定も行い、得た知識を行動に移すことで、企業の持続的な成長へと結びつける計画です。

企業の声

ダイヤモンド・リアルティ・マネジメントの経営企画室の成島氏は、「当社では複数の生成AIツールを導入しているものの、現場での活用定着には課題がありました。今回の『Reskilling Camp』の研修を通じて、管理職がDX・AI活用の意義を理解し、現場をリードできるようになることが組織の変革にとって重要だと期待しています。」とコメントしています。

Reskilling Campとは？

『Reskilling Camp』は、パーソルグループが提供するリスキリングに特化したデジタル人材育成サービスです。「何を学ぶか」「どう学ぶか」について企業が抱える課題を解消するために、柔軟なカリキュラム設計とコーチによる学習支援を通じてサポートしています。リスキリング（再スキル教育）は、個々の専門性を新たなスキルに順応させる重要なプロセスです。

さらに、代表の柿内秀賢が執筆した本『リスキリングが最強チームをつくる』が発売され、ビジネス書ランキングで1位を獲得するなど注目を集めています。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。