株式会社山本海苔店は、このたび代表取締役の交代を発表しました。以前の社長であった山本德治郎氏は会長に就任し、副社長の山本敏治氏が副会長に就くことになります。そして新たに社長に就任したのが山本貴大氏です。
山本貴大氏のプロフィール
山本貴大氏は1983年に東京都で生まれました。彼は2005年に慶應義塾大学法学部を卒業後、東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。2008年からは、家業である株式会社山本海苔店に参加し、仕入部門で経験を積みました。その後、上海環球金融中心に出店するおむすび屋「Omusubi Maruume」の立ち上げに関わり、海外事業の進展にも寄与しました。2011年には帰国後、シンガポール髙島屋や三越台北駅前店の展開を担当。2016年には営業本部長として専務に昇進し、翌年には管理本部長も兼務しました。
経営理念への熱い想い
新社長としての就任に際し、山本氏は自社の置かれている厳しい現状を認識しています。特に、海苔の主力市場である高級ギフトの需要が減少傾向にあること、さらには温暖化の影響で海苔の品質が落ちていることへの危機感を表明しました。「日本のおいしい海苔が市場から消えてしまうわけにはいかない」と、彼は強い意志を持っています。
「我々の経営理念は、よりおいしい海苔を多くのお客様に楽しんでいただくことです。高級海苔の文化を継承し守り抜くために、社員の声を大切にしながら、これからの時代に適したビジネスモデルを模索していきます」と強調しました。さらに、コロナ禍という難しい状況下での社長就任についても、社員と共に「おいしい海苔文化」を守るために努力を続けていくとの決意を示しています。
山本海苔店の歴史
山本海苔店は1849年に日本橋で創業し、長い歴史を有する海苔専門店です。1869年には味附海苔を発明し、1965年には日本初のドライブインを開始しました。同社の看板商品「梅の花」やスナック感覚で楽しめる「おつまみ海苔」などは、独自の基準で厳選された海苔を使用しています。現在、進物商品から家庭向けの商品まで幅広いラインナップを展開しています。
今後の展望
山本貴大社長のもと、新しい戦略がどのように進められるかが注目されます。彼のリーダーシップの下、山本海苔店は「おいしい海苔文化」を育み、次世代へと引き継いでいくことを目指しています。公式サイトやオンラインショップ、さらにはInstagramを通じて、その活動や新商品情報が発信されていくことでしょう。どのようにして高級海苔の魅力を伝え、それを持続可能なものにしていくのか、今後の展開が楽しみです。
公式サイト:
山本海苔店
オンラインショップ:
山本海苔店オンライン
公式Instagram:
山本海苔店インスタグラム
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社山本海苔店 総務課秘書担当
電話: 03-3241-0310
(報道関係者様のお問い合わせは別途ございます。)