冷凍食品の新境地、規格外しいたけを活用した取り組み
株式会社NTTアグリテクノロジーが、食品ロス削減を目的に規格外のしいたけを使用した冷凍食品の新作を発表しました。この商品は、株式会社ファンデリーとのコラボレーションによるもので、環境への配慮と美味しさを兼ね備えた新しいメニューとして期待されています。
食品ロス削減の重要性と取り組みの背景
現在、食品ロスは深刻な問題として取り上げられています。見た目や形状が市場の基準を満たさないために廃棄される食品が多くありますが、味や栄養は全く問題ありません。このプロジェクトは、こうした規格外農産物を積極的に活用し、持続可能な社会の実現を目指しています。
NTTアグリテクノロジーは、群馬県渋川市に位置する自社圃場「森のめぐみ研究所」にて、再生可能エネルギーを利用して生しいたけを栽培。SDGs(持続可能な開発目標)への意識が高まる中で、食品ロス削減の一環として、規格外のしいたけを使った冷凍食品の開発が進められました。
新商品「ゴロっと肉厚、感じる歯応えマカロニ入り椎茸のポタージュ」
今回発表された商品は、「旬をすぐに」と名付けられたシリーズの一環として発売されます。商品名は「ゴロっと肉厚、感じる歯応えマカロニ入り椎茸のポタージュ」で、1食598円(税込)で2024年12月26日より販売されます。これにより、多くの消費者が気軽に食品ロス削減に参加できるようになります。
商品の購入方法
この冷凍食品は、「旬をすぐに」のオンラインショップを通じて購入可能です。リンクは以下の通りです。
今後の展望と期待
NTTアグリテクノロジーとファンデリーは、この新商品の販売を皮切りに、冷凍食品のラインアップをさらに拡充していく予定です。規格外農産物の活用は、ただ単に食品ロスを削減するだけでなく、農業の持続可能な発展にも寄与するものです。また、消費者にとっても規格外品が魅力的な商品として存在することは、新しい選択肢を提供することにつながります。
企業の理念と社会的役割
NTTアグリテクノロジーは、食品ロスの削減に賛同する生産者や流通業者との協力を強化していく方針です。ファンデリーもまた、国産食材の使用や添加物の不使用を基本にしたハイブランドな冷凍食品を提供する企業として、製品の開発に力を入れています。特に、「旬をすぐに」シリーズでは、プロの料理人と管理栄養士が共同でメニューを開発し、健康的で美味しい食体験を提供しています。
まとめ
規格外しいたけを活用した新たな冷凍食品の登場は、食品ロス削減に向けた一歩として注目されています。NTTアグリテクノロジーとファンデリーが連携し、未来につながる食の在り方を探求し続ける姿勢は、多くの人々に希望をもたらすことでしょう。私たちもこの取り組みに関心を寄せ、持続可能な社会に貢献していきたいですね。