旧日野桑園第一蚕室で秋を感じる特別な体験
2024年11月、東京都日野市に位置する旧日野桑園第一蚕室は、東京文化財ウィークを迎え、特別なイベントを開催します。この文化財は、国登録有形文化財として、その歴史的価値が評価されており、今回のイベントは、地域の野趣や伝統に触れる絶好の機会です。
養蚕の歴史とその重要性について
日本の伝統的な養蚕文化は、織物の一端を担う非常に重要な側面を持っています。特に、旧農林省蚕糸試験場日野桑園は、かつてこの産業を支える研究機関の一つでした。そこでの営みや、桑の木と蚕の関わりを学ぶことができる貴重な体験が用意されています。
イベントの内容
このイベントでは、以下の二つのワークショップが行われます。
1. 糸繰り体験
- - 日時: 11月3日(日)10時30分~15時
- - 内容: 繭から糸を作り出す「糸繰り」を体験し、絹糸を使った飾りを作ります。このプロセスは、実際に触れながら行うため、子どもから大人まで誰でも楽しめます。講師には地元の八王子長田養蚕からお越しいただき、丁寧に指導してくれます。
- - 参加費: 無料で、材料が無くなり次第終了となります。
2. 薩摩琵琶ワークショップ
- - 日時: 11月16日(土)14時~15時
- - 内容: 桑の木と絹糸で作られた楽器「薩摩琵琶」に触れる貴重な機会です。『羅生門』の楽曲を体験的に学びながら、楽器の魅力に迫ります。受講は小学生以上が対象で、大人の同行も可能です。先着10名までの限定です。
- - 参加費: 無料。
申込み方法
参加を希望する方は、11月6日(水)午前9時から、日野市郷土資料館(電話: 042-592-0981)での電話申し込みが必要です。定員に達し次第、締切となりますので、早めの申し込みをお勧めします。
会場情報
- - 場所: 旧農林省蚕糸試験場日野桑園第一蚕室
- - 住所: 東京都日野市日野本町6-1
この機会に、昔ながらの技術や文化に触れてみてはいかがでしょうか。日野市でしか体験できない貴重なイベントですので、ぜひご参加ください。