兵庫大のVR留学説明会
2020-03-05 12:01:22
兵庫県立大学がVRを活用したインドネシア向け留学説明会を開催
兵庫県立大学がVRを活用したインドネシア向け留学説明会を開催
行動制限が伴う近年、学生たちの海外留学に対する関心は高まり続けていますが、渡航費の高騰や現地情報の不足に悩む学生は少なくありません。そんな中、兵庫県立大学は“没入型教育”の一環として、初めてVRを使った海外向けの留学説明会をインドネシアで開催しました。これにより、学生たちが日本の大学生活をより身近に感じることができる新たな機会を提供しました。
VRによる現実的な留学体験
兵庫県立大学の国際商経学部では、東南アジアの学生が日本の留学へ興味を持つ一方で、現地への訪問が難しい現状を把握。一方的な情報提供ではなく、リアルなオープンキャンパス体験を提供するために、VR技術を活用したプロジェクト「ILU-Hyogo」が発足しました。これは、企業向けにVR教育を支援している株式会社Pooka.との協力を得て実現したものです。
2023年11月、初めて実施されたこの試みでは、提携校であるインドネシアの4SMAN高校の学生や教員を対象に、日本の大学生活の様子をVRにて体験してもらいました。国際寮の生活や実際の授業風景などを360度映像で収録し、英語ナレーションを加えて詳しく説明しました。参加した学生たちは「日本の大学を身近に感じた」と口をそろえ、まさに今自分が日本にいるような体験ができたと驚きの声を上げました。
今後の展望
このような“没入型教育”への取り組みは今後も拡大していく見込みです。兵庫県立大学では、VR技術を活かした教材の開発を進めており、学生に英語でのコミュニケーションスキルを強化する機会を提供することにも注力しています。また、インドネシアの学際との教育交流は継続され、VRによる教育効果についての研究も進められる予定です。
さらに、兵庫県立大学は自立的にVRコンテンツを制作する体制を整えることで、コストを抑えながらも教育の質を向上させることができる環境を構築しています。この取り組みは国内外での教育に寄与することが期待されており、学生達の学びの幅を広げるきっかけとなるでしょう。
まとめ
兵庫県立大学が行ったインドネシアでのVR留学説明会は、留学希望者にとって提供される新たな学びの場となりました。技術の進化を活用した新しい教育手法は、これからの国際教育の在り方を変えていくかもしれません。今後の「ILU-Hyogo」に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Pooka.
- 住所
- 東京都品川区上大崎2-11-10藤原ビル 5F
- 電話番号
-
03-6408-9085