地元愛にあふれた新商品『ぴよりんあん巻き』の登場
愛知県三河地方で70年以上続く老舗和菓子屋、株式会社お亀堂は、名古屋名物のスイーツ「ぴよりん」とのコラボレーションで新たな和スイーツ『ぴよりんあん巻き』を発表しました。本商品は、豊橋産のうずら卵を使用することで地域の特産品を支え、販売開始からわずか1年で25万個以上のうずら卵を活用したといいます。
うずら卵を巡る危機
2024年に発生した学校給食での誤嚥事故がきっかけで、全国的にうずら卵の使用が敬遠される事態となり、豊橋市内の養鶏業界は大きな影響を受けました。如実にうずら卵の生産や流通が減少し、かつて豊橋市が誇る素晴らしい特産品であるうずら卵が危機に瀕したのです。お亀堂は、この状況を憂い、地域の宝を守るために立ち上がりました。
コラボレーションの経緯
今回の『ぴよりんあん巻き』は、SNSでも高い人気を誇る「ぴよりん」との共同開発によって誕生しました。豊橋産のうずら卵の卵黄を使用した濃厚なカスタード餡を、もっちりとした生地で包み、かわいいぴよりんの焼印が施されています。この見た目の楽しさと絶妙な味わいは、幅広い世代に愛されています。
『ぴよりんあん巻き』の販売はお亀堂の直営店だけでなく、豊橋駅の「キヨスク」や道の駅とよはし、さらには公式オンラインショップにおいても行われています。この商品は、贈り物にも最適な可愛いパッケージで提供されています。
お亀堂の企業理念
お亀堂は、創業以来70年以上にわたり、地域に根ざした和菓子づくりを続けてきました。その中で、「素材にこだわる姿勢」、「手間を惜しまない製法」、「地域に寄り添う会社」であることを大切にしています。特に、農家との連携を強化し、地域の特産品を生かした商品の開発に力を入れています。
現在、お亀堂は、うずら卵の使用割合をさらに増やす改良も検討中です。これにより、豊橋の地元経済を循環させる取り組みを進めています。お亀堂は、スイーツを通じて地元を支え、なおかつ美味しさを提供することに全力を注いでいます。
未来への展望
「真面目に、楽しく、ふざける力も忘れずに」という企業理念を掲げるお亀堂は、今後も地域と共創しながら新たな挑戦を続けていく予定です。その第一弾として『ぴよりんあん巻き』を位置づけ、地元豊橋を起点に新しい和菓子の形を追求し続けます。
世代を問わず愛される新たなスイーツの誕生は、地域の活性化にも貢献していくことでしょう。お亀堂のこれからの展開から目が離せません!