新たな番号呼出システム「Vango」登場
最近、サイネージシステムやテレビに番号呼出機能をプラスする新しい機器、ナンバー呼出表示システム「Vango」が発表されました。このシステムは、従来の病院や診療所での呼び出し方法についての革新をもたらすことを目指しています。既に導入されているサイネージやテレビに簡単に追加できるため、医療現場でのプライバシー保護や高齢者等の聴覚に不安を抱える方々にも配慮しています。
システムの概要
「Vango」は、個別の患者名を呼び出すのではなく、番号を使用して迅速に呼び出せる機能を提供します。これにより、患者のプライバシーが守られるだけでなく、呼び出しが視覚的にも音声的にも行われるため、多様なニーズに応えられます。呼び出しの操作は、パソコンやタブレットのWebブラウザーから行うことができ、特別なアプリのインストールは不要です。
本システムには二つのモデルが用意されています。ひとつはHDMI入力モデルで、サイネージのコンテンツ映像をそのまま使用しつつ、必要時に番号呼出の画面に切り替えることが可能です。もうひとつはテレビ放送切替モデルで、現在放送中の映像と番号呼出の画面を交換することができます。
プライバシーを守る新機能
多くの医療施設では、患者の名前を呼び出すことが一般的ですが、これは時にプライバシーの侵害となる恐れがあります。特に、小規模な診療所や薬局ではこの問題が深刻です。「Vango」の導入により、患者は番号で呼び出され、周囲の視線を気にせずに自分の順番を待つことができます。また、音声だけでは聴こえにくい高齢者にも優しい工夫がされているのが特徴です。
システムの特長
- - 簡単な設置と操作: 本体を設置し、わずかな設定を行うだけで、テレビに番号呼出機能を追加できます。
- - 複数の表示オプション: HDMI入力モデルでは、呼出番号とコンテンツの二画面表示が可能です。
- - 柔軟なネットワーク接続: サーバーや施設内ネットワーク(Wi-FiまたはLAN)を使用して接続。
- - 音声通知機能: 市販のスピーカーを接続することで、視覚的な表示と同時に音声での呼び出しが可能となります。
このように「Vango」は非常に柔軟性のあるシステムです。
導入方法
公式ウェブサイトでは、法人向けにデモ展示を行っており、実際に導入を希望する場合に体験できる貸出サービスも提供しています。さらに現在、販売パートナーを募集中とのことですので、興味がある法人は公式サイトを訪れてみてください。
結論
医療機関や薬局における番号呼出システムは、患者のプライバシーを保護する重要な役割を果たします。「Vango」は、そのニーズに応える画期的なソリューションであり、より良いサービスを実現するための第一歩となるでしょう。