札幌に集結した国際的な医療専門家たち
2024年7月20日と21日の2日間、北海道札幌市のグランドメルキュール札幌大通公園にて、「統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)」第32回年会が盛大に行われました。この年会には、日本を含む27の国と地域から369名の参加者が集まり、新たな医療の知識や治療方法について活発に議論が交わされました。
日本を中心に世界的なつながり
今回の年会は特に多様な国からの参加者があり、海外から183名、国内から186名の専門家が一堂に会する機会となりました。参加国にはアメリカ、カナダ、中国、台湾、インドネシアなどが含まれ、各国の研究者や医療関係者が交流を深めました。主催団体である統合医療機能性食品国際学会は、これまでも医療研究や健康の向上に寄与する活動を続けており、その意義をさらに高める年となりました。
公開シンポジウムも開催
21日には一般市民向けの公開シンポジウムも開催され、テーマは『がんと共により良く生きる』。このシンポジウムでは、がん患者の生活の質(QOL)を向上させるための統合医療の取り組みが紹介され、コミュニケーションの場が提供されました。総合司会を務めた大阪がん循環器病予防センターの伊藤壽記氏をはじめとする専門家たちが登壇し、臨床例を通じて『がんとの共生』について語りました。参加者からは活発な意見交換があり、非常に好評でした。
科学的知見に基づいた研究成果
今年の年会では、健康を促進する機能性食品に関する多様な研究成果が発表されました。基調講演を行った星薬科大学の牛島俊和教授は「がんとエピジェネティクス」について語り、この分野の先端的な知見を共有しました。また、台湾の研究者が報告した低分子化ポリフェノールOligonol®とBCAAの併用によるサルコペニア抑制の研究結果も、注目を集めました。
機能性食品の重要性
公開シンポジウムの中では機能性食品が治療においてどのように役立つのか、具体的な事例を交えたプレゼンテーションが行われました。スピーカーたちは、がん患者の治療を補完するための食品の役割について説明し、更に睡眠や笑いの重要性についても触れました。これにより、がん患者だけでなく、そのご家族にとっても有益な情報が提供され、安心感を与えることが出来ました。
展望と今後の活動
統合医療機能性食品国際学会は、今後も研究の進展を追求するとともに、機能性食品の重要性を広く伝えていくことを目指しています。また、株式会社アミノアップとしては、医学や農学など幅広い分野での研究を行い、地域に根ざした企業活動を続けていく考えです。環境保全にも寄与する取り組みを進め、未来の健康産業に貢献していくことが期待されています。
学会に参加した専門家たちの交流や、新たな知識の探索は、今後の医療や健康関連の発展に大きな影響を与えることでしょう。これらの活動を通じて、医療の未来に向けた道筋が一層明確になることを期待しています。