青森県の伝統工芸「こぎん刺し」の魅力を2026年カレンダーで再発見

伝統工芸「こぎん刺し」の魅力を2026年カレンダーで再発見

青森県の伝統工芸、こぎん刺しは、江戸時代後期から明治時代にかけて津軽地方の農民たちによって発展しました。今回は、こぎん刺しの美しさや歴史的背景を知ってもらうために、特に注目すべきカレンダー『こぎん刺し模様採集 2026』が2026年10月15日に発売されることに焦点を当てます。

こぎん刺しとは何か？

こぎん刺しは、当時の農民たちが手作りした着物などに施された刺繍技法で、布地の耐久性を高めるために麻布の目を埋めるように綿糸を用い、幾何学的な模様を作り上げます。その素朴でありながら洗練されたデザインは、民藝運動の第一人者である柳宗悦によって広められ、全国にその名を知られるようになりました。今でも多くの人々がその魅力に魅了され、長い歴史の中で受け継がれています。

『こぎん刺し模様採集 2026』カレンダーの内容

このカレンダーには、津軽の農民が用いていた「古作こぎん」の模様が収められています。江戸時代から明治時代にかけての幾何学的模様とその裏模様が再現され、各月ごとに異なるデザインが楽しめます。特に巻末には、模様の図案として1点と、それを採集した古作こぎんの全体像が掲載されており、歴史的な背景とデザイン性を存分に味わうことができます。

商品詳細

- 商品名: こぎん刺し模様採集 2026
- 発売日: 2026年10月15日
- 価格: 2,000円（税別）
- サイズ: 13cm × 26cm（タテ型見開き）
- ページ数: 28ページ
- 形式: 壁掛けタイプ
- 印刷: モノクロ
- 収録内容: 12か月分の模様（日本の祝日入り）

このカレンダーは、伝統工芸の魅力を知りたい方々にとって貴重なアイテムとなることでしょう。手に取ることで、こぎん刺しの歴史や技術の奥深さを感じられます。

こぎん刺しを未来へ繋ぐ取り組み

このプロジェクトは、青森県内にある3つの館（農閑工芸（大川亮）記念館、佐藤陽子こぎん展示館、ゆめみるこぎん館）の協力のもと、こぎん刺しの歴史を広めることを目的としています。青森の伝統工芸を次世代に繋いでいくことが重要であり、その一環としてこのカレンダーの制作が行われました。

過去から受け継がれた技術やデザインが、現代でも色あせることなく人々の心を掴んでいることを示しています。このカレンダーを通じて、多くの方がこぎん刺しに触れ、興味を持ってくれることを願います。