脱炭素で業務提携
2024-07-23 11:27:10

第四北越銀行とe-dash、脱炭素化に向けた業務提携を実現

第四北越銀行とe-dashがタッグを組む



近年、環境問題への対応が企業経営において重要なテーマとなっています。その中でも、CO2排出量の可視化や削減は、多くの企業にとって避けては通れない課題です。そんな中、e-dash株式会社(東京都港区)が第四北越銀行(新潟県新潟市)と業務提携を結んだことが発表されました。これにより、同銀行の取引先企業に対し、脱炭素化に向けた具体的な支援が行われることになります。

業務提携の背景



2050年のカーボンニュートラル達成に向けた動きは、ますます加速しています。特に、企業においてはCO2排出量の情報開示が求められ、プライム上場企業などではTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)への対応が進んでいます。しかし、実際にはこの流れは大企業のみならず中小企業にも影響を及ぼしています。データ開示が求められる中、小規模企業がこの取り組みから取り残されてしまうことは避けなければなりません。

e-dashの特徴



e-dashは、CO2排出量の可視化を簡単に行うことができるサービスプラットフォームです。エネルギーの請求書をアップロードするだけで、自動的に事業を通じたCO2の排出量を算出。これにより、企業は手間をかけずに正確なデータを収集・管理することができます。また、サプライチェーンに関連する排出量についても、容易に算出・可視化が可能です。これらの機能によって、企業は自社の環境負荷を把握し、適切な施策を講じることができるのです。

今後の取り組み



この提携により、e-dashは第四北越銀行の取引先企業に「e-dash」サービスを提供し、脱炭素への取り組みをサポートしていきます。まずはCO2の可視化を通じて、企業が自社の排出量を正しく理解することから始まります。その後、具体的な削減施策の実行支援により、長期的に企業と共に脱炭素社会の実現を目指すことが狙いです。

企業の役割



e-dashの理念においては、国内企業の99.7%を占める中小企業の役割が重要であるとされています。これまで見逃されていた中小企業が、脱炭素化の流れに乗るためには、金融機関がしっかりと支援を行うことが必要です。第四北越銀行がこのプロジェクトに参加することで、地域の企業が環境問題に対して積極的に取り組む手助けをしていくことが期待されます。

e-dash株式会社と第四北越銀行の概要



e-dash株式会社は2022年に設立された企業で、三井物産が主体となっていることもあり、その支援体制が整っています。また、第四北越銀行は1873年に創立された老舗金融機関で、地域密着型のサービスを展開しています。これらの組織がタッグを組むことで、地域と企業との連携を深め、サステイナブルな社会の実現に貢献していくでしょう。

このように、活動の幅を広げていくe-dashと第四北越銀行の提携は、今後の企業活動において重要な意味を持つでしょう。脱炭素化への取り組みは企業の経営において不可欠な要素となりつつあり、今後も様々な業界での動きが期待されます。


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会社情報

会社名
e-dash株式会社
住所
東京都港区赤坂4-8-18 赤坂JEBL 6階
電話番号

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