災害時の子ども支援
2024-09-30 13:47:15

子どもたちの遊びと学びを守るための災害支援活動の重要性

子どもたちの安心を守るための災害支援



近年、自然災害の頻発に伴い、特に学齢期の子どもたちが災害時に直面する困難についての関心が高まっています。特定非営利活動法人日本教育再興連盟(ROJE)は、最近の石川県能登での豪雨災害を受け、子どもとその家庭の現状に焦点を当てた論文を発表しました。これにより、子どもたちの「遊ぶ権利」がどのように阻害されているかが明らかとなりました。

この研究は、過去の豪雨災害で被害を受けた保護者へのインタビューを通じて、具体的な課題を浮き彫りにしました。発災後の様々な状況において、子どもと保護者との関係がより密接になってしまい、保護者が子どもと向き合う余裕を持つことが困難になることが明らかになりました。さらに、避難所では子どもたちの居場所を確保することが難しくなり、結果として彼らの遊ぶ権利が制約される状況が指摘されています。

子どもたちの居場所を確保するための支援策



論文では、災害時における子どもの居場所を確保するために、二つの重要な機能が求められるとしています。一つは、子どもが保護者から離れて遊ぶことができる託児機能、もう一つは、周囲の目を気にすることなく遊べる場の提供です。これらの機能が整備されることで、子どもたちが安全かつ安心して過ごせる環境が整います。

国連の「児童の権利に関する条約」を踏まえると、特に学齢期の子どもたちへの配慮が今まで以上に重要であることが見て取れます。災害時には特に乳幼児が注目されがちですが、18歳未満の全ての子どもたちに対する具体的な支援が求められます。

ROJEの取り組みと今後の活動



ROJEは、能登半島の地震発生直後から子どもの居場所を作るための運営事業を開始し、豪雨災害後の支援策の検討を進めています。この度の災害を受けて、子どもたちとその保護者のニーズ調査を行っており、必要な追加支援策を模索しています。これらの活動は、率直に言って、皆様のご支援によって支えられています。

災害時の緊急子ども支援活動を活発に進めるため、ROJEは日常的に体制づくりに取り組んでおり、石川県能登での支援活動にもその体制が活かされています。

ご寄付のお願い



ROJEでは現在、災害地での支援に使うための寄付を募っています。いただいたご寄付は、全額がスタッフの交通費や現地での活動に充てられます。子どもたちが安心して生活し、学びを続けられる場所を保障するために、皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。また、寄付の詳細については、以下のリンクからご確認いただけます。

災害時緊急子ども支援活動寄付募集ページ

まとめ



自然災害から子どもたちの権利と生活を守るためには、実効性のある支援策が求められています。ROJEはその一助として、学齢期の子どもたちが安全に遊べる場所を提供し、当団体活動や寄付を通じて支援が行き届くよう努めてまいります。今後とも皆様の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。


画像1

画像2

会社情報

会社名
特定非営利活動法人日本教育再興連盟
住所
東京都千代田区神田小川町2-8-20光輪ビル402
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。