ヤマトホールディングス、NordicNinja Fund IIに出資を決定

ヤマトホールディングスがNordicNinja Fund IIに出資

ヤマトホールディングス株式会社（以下、ヤマトHD）は2024年9月30日に、海外投資に特化したベンチャーキャピタルファンド「NordicNinja Fund II SCSp」（以下、NordicNinja Fund）に出資することを発表しました。このファンドは、サステナブル社会への改変とデジタルインフラの構築に向けた投資を行うことを目的としており、主に北ヨーロッパ地域のスタートアップに焦点を当てています。

出資の背景

ヤマトHDは、物流や関連市場の成長を目指しており、その一環としてオープンイノベーションを加速させるために、このファンドへの出資を決定しました。企業の成長を促すためには、世界各地のスタートアップとの連携が不可欠であり、NordicNinja Fundへの出資によって、先端的な技術情報を入手できるメリットがあります。

さらに、ヤマトHDは自身のCVCファンドである「KURONEKO Innovation Fund」も運営しており、これを通じてグローバルな情報ネットワークを強化しています。NordicNinja Fundに出資することによって、特にサステナビリティに関連する新技術を持つスタートアップとの接点を持つことができ、事業成長につながる機会を増やす狙いがあります。

NordicNinja Fundの概要

NordicNinja Fundは、2023年に設立されたファンドで、特にSDGs（持続可能な開発目標）や気候変動に対する意識が高い北欧地域をターゲットにしています。投資対象としては、以下の領域が挙げられています。

- モビリティ
- 物流
- エネルギー
- アグリテック
- フードテック
- サーキュラーエコノミー
- 自然資源テック（森林・海洋など）
- フィンテック
- ヘルスケア

これにより、持続可能な社会へ向けた新たな価値創出を目指しています。特にモビリティやエネルギーの分野は、今後の社会において重要な位置を占めるとされており、それに取り組むスタートアップへの投資はヤマトHDにとっても大きな意義を持つでしょう。

環境戦略の強化

ヤマトHDは、2024年2月に策定した中期経営計画「サステナビリティ・トランスフォーメーション2030 ～1st Stage～」に基づいて、さらなる環境戦略の推進を図っています。NordicNinja Fundへの出資は、この計画を実現するための重要な一歩として位置付けられており、北ヨーロッパのさまざまなスタートアップとの提携機会を模索することで、持続可能性の向上に貢献します。

まとめ

今回の出資は、ヤマトHDが常に先を見越した事業運営を行っている証拠です。サステナビリティと環境への取り組みは、もはや企業の選択ではなく必須となりつつあります。ヤマトホールディングスのこの動きが、他企業に良い影響を与えることも期待されます。更なる情報を知りたい方は、NordicNinjaの公式サイトを訪れてみてください。