応用技術とモノミラ、スマートファクトリーを実現する協業を開始
応用技術株式会社(大阪市北区)と株式会社モノミラ(広島県府中市)は、スマートファクトリーの実現に向けた強力な協業を開始した。この協業の大きな目的は、製造プロセスの強化であり、次世代のモノづくりを実現することだ。
協業の背景と目指すべき未来
2028年までのスマートファクトリー実現を見据えたこの取り組みには、背景がある。2011年に提唱されたインダストリー4.0は、製造業の新しい風を吹き込んだが、日本の製造現場においては熟練工のノウハウの属人化や新しいデジタルツールの運用定着という高い壁が立ちはだかっている。
応用技術の製造業向けサービス「toDIM」では、これらの課題を解決し、トータル支援を行える体制を構築を目指している。この新たな協業によって、製造プロセスの設計ワークフローの整理やデータ活用を推進し、属人化をなくすことで、現場における自動化と効率化を実現する。
CAD/CAM技術の導入と定着支援
新しい技術の導入は往々にして難しく、多くの時間を要することがある。しかし、両社の協力により、要件定義から実運用開始までのスピードが格段に向上する。最短で2〜3ヶ月での定着を目指し、効率的に運用フローを習得し品質を担保することが可能になる。
具体的には、応用技術がシステム開発の支援を担当し、モノミラがトレーニングや実際の加工を通じて、使用者が安心して製品を試作できる環境を提供する。モノミラの自社工場では、実際に削って寸法や面粗度を確認できるので、効果的なフィードバックが得られる。
属人化防止とトラブルへの対応
熟練のノウハウをデータ化し、運用フローに組み込むことで、属人化を排除することが重要なポイントだ。また、新しいツールの導入時に多く見られる問題も、両社の専門知識を活かして迅速に対応する。この協力関係により、スムーズな運用を支える体制が整う。
今後の展望
両社は、協業を通じて単なるソフトウェア導入にとどまらず、実際の加工現場で運用され続ける実利的な製造プロセスの確立を目指す。今後はAutodesk Fusionを活用し、設計・加工データの自動生成や、モノミラの先進的なロボット制御技術との連携を視野に入れた開発を進める。
応用技術とモノミラが力を合わせることで、日本の製造業が直面している課題、すなわち人手不足や技術承継に対応した最適なDXソリューションを提供し、2028年のスマートファクトリー実現を見据えた重要な一歩となることだろう。これにより、製造業の未来が明るいものとなることを期待している。
会社紹介
応用技術株式会社
1984年に設立以来、応用技術はものづくり支援やBIM/CIMのサービスといった面で成長を続けている。また、デジタル技術を駆使して製造分野における変革を推進している。
株式会社モノミラ
2018年に設立されたモノミラは、CAD/CAM技術を基盤にし、製造技術支援を行う企業である。現場視点での提案力と高度な加工ノウハウを駆使し、自動化推進を進めている。最近では、ロボット切削加工やリバースエンジニアリング技術の開発にも注力している。