ホームルーター利用者調査: 夜の通信速度に不満が浮き彫りに
株式会社ALL CONNECTが行った最近の調査によると、ホームルーター利用者500人中、約半数が下り速度50Mbps未満で使用しており、特に夜間の速度低下が大きな課題となっています。この調査では、ホームルーターの実態や、不満内容、将来の乗り換え意向を探ることが目的とされています。
調査概要
この調査は、2026年4月に行われたもので、500名のホームルーター利用者または検討者からの意見をもとにしています。調査結果は、利用機種や主な使用用途、体感速度についての詳細なデータを明らかにしています。
利用機種と主な用途
調査によると、ホームルーターの中で最も使われている機種は「ソフトバンクエアー」で、37.4%の支持を得ています。次いで「WiMAX」が29.4%、そして「home 5G」が17.4%となっています。これらのデータから、大手2強が市場をリードしていることが見て取れます。
主な利用目的は38.2%が「動画視聴」であり、SNSの利用が29.4%と続きます。特にエンターテインメント用途での使用が著しく、利用者の大半が大容量データを日常的に消費しています。
通信速度の実態
調査では、体感速度が「30〜50Mbps未満」と感じている利用者が49.4%と最も多く、多くの利用者が十分なスピードを体感していないことが浮き彫りになりました。「10〜30Mbps未満」と合わせると、実に78.4%の人が50Mbps未満で使っているというデータが公表されています。この影響を受けて、「夜20〜24時」に速度が遅いと感じる人が45.2%と最も多く、ピーク時間帯の通信が問題視されています。
不満の内容とその影響
スピードが遅いことによる問題は、特に「動画が止まった」という体験が44.6%で最多となりました。これは、夜間に集中して行われる動画視聴が主な原因であることを示唆しています。特に、4K動画視聴やオンラインゲームといった高負荷な用途においては、21.3%、19.1%がそれぞれ不満を抱えているという結果が出ており、快適に使用できていない実態が明らかとなっています。
対応と今後の意向
調査結果によると、利用者の多くは速度が遅いと感じた際、ルーターの再起動など手軽な対応をするにとどまり、根本的な解決策に踏み出す人は少数派です。実際に他の回線に乗り換えた人はわずか1.1%に過ぎませんでしたが、速度の改善のためなら月額アップを容認するユーザーは53.0%に達しています。これは、現在の速度に不満を持ちつつも、改善を希望するユーザーが多いことを反映しています。
まとめ
この調査結果を通じて、ホームルーターの利用者は特に夜間の通信速度に多くの不満を抱えていることが明らかとなりました。ビデオストリーミングやオンラインゲームの人気が続く中、その需要に応えられないサービスが多いことが課題です。利用者には、今後の契約や機種選びにおいて、まず速度実績を重視することが推奨されるでしょう。最終的には、ユーザーが快適なインターネット体験を得るための改善が求められています。