陸上無線通信委員会が開催、無線LANの高度化を検討および意見募集に関する結果を発表
令和6年12月5日、総務省が主催する情報通信審議会の陸上無線通信委員会が第89回の会議をWeb会議形式で開催します。この会議では、以下のような重要な議題が取り上げられます。
最初の議題は、前回の議事概要案の確認です。これは、過去の会議での議論や決定事項を振り返ることで、次のステップに進むための大切なプロセスです。委員間での確認が求められます。
二つ目は、委員会からの報告(案)です。「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件」に関する内容で、無線LANシステムの高度化利用に関連する技術的条件についての意見募集の結果が公表されます。特に、5GHz帯無線LANの上空利用に係る技術的条件に関する意見がどのように集約されたのかが焦点となります。
三つ目は、業務用陸上無線通信の高度化に関する技術的条件に関する議論です。特に40GHz帯を用いた鉄道用無線通信システムの技術的条件の検討が始まり、今後の業界展開に大きな影響を与える可能性があります。
最後に、「その他」として新たに出てくる様々な課題が議題に上がる予定です。参加者は、幅広く意見や観点を持ち寄り、無線通信技術の進展に寄与できる場とすることが期待されています。
この会議に傍聴を希望する方は、令和6年12月2日までに指定の傍聴登録フォームを通じて申し込む必要があります。事前の登録を経ない連絡では傍聴登録とはみなされないので注意が必要です。また、参加人数には上限が設定されるため、先着順でのご案内となります。このため、興味がある方は早めの申し込みをお勧めします。
会議中の留意事項としては、静粛に傍聴することや、録音等は禁止されていることが挙げられます。これらのルールを守ることで、円滑な議論が進むことが期待されます。
陸上無線通信委員会の設立目的は、無線通信技術の向上や新しい技術を業界に広めることです。今回の会議は、こうした取り組みの一環であり、さまざまな関係者が参加し建設的な意見交換が行われることが期待されます。今後の無線通信技術の進展に貢献する重要な場となることでしょう。