アーツカウンシル・フォーラム
2022-01-14 14:00:39
アーツカウンシル・フォーラムの開催と芸術文化の価値に関する議論
2022年2月4日、アーツカウンシル・フォーラムが『表現者を支えるプロデュースと目利き力』をテーマにオンラインで開催されます。このイベントは、芸術文化を支えるための新たな視点を提案することを目的としており、参加者は無料で視聴できますが、事前の申し込みが必要です。
フォーラムは二部構成で、第一部にはシス・カンパニーの代表取締役である北村明子氏と東京画廊+BTAPの代表である山本豊津氏が登場し、両名は自身の経験を踏まえた芸術文化の価値観について語ります。
第二部では、小山登美夫ギャラリーの小山登美夫氏と株式会社ニューディアーの代表である土居伸彰氏が、芸術文化を支えるプロデューサーとしての視点から、現代のアートシーンや制作現場について意見を交わします。両部とも、モデレーターを務めるのは大妻女子大学の森功次教授です。
芸術文化に関する議論は、最近の社会情勢の変化を受けて増加しており、特にコロナ禍による影響が大きいです。多くの文化活動が直面している危機に対し、国や自治体が財政的な支援を行っている現状がある一方、これを踏まえて芸術文化の持つ「価値」がどのように評価されるかが、今まさに問われています。現場のプロデューサーたちが集まる本フォーラムでは、具体の成果をどう明確化し、価値を提示するかという課題も焦点に置かれます。
第一部では、各登壇者が自身の活動を通じて培った経験を元に、文化財や人々の暮らしとの関連性を掘り下げ、芸術文化の評価基準に関する個々の見解を交わす予定です。また、話の中でアートプロデュースの困難さや醍醐味についてもコメントがされることが期待されます。
第二部では、若手アーティストの育成や支援システムについて触れ、多様な芸術文化活動を推進するうえで必要な要素についての率直な意見交換が行われます。芸術作品の持つ公共性や社会への影響力も検討されるでしょう。
なお、このイベントは、芸術文化の価値を見出すことがどれほど大切かを再確認する良い機会でもあります。特に、各分野の専門的な意見を聞くことで、自身の理解を深め既存の価値観を再考する手助けになることが期待されています。
このようにアーツカウンシル・フォーラムは、芸術文化に対する新たな視点を持つための貴重な場所としての役割を果たすことを目指しています。今後も、芸術文化に関する議論を活性化させると同時に、新たな創造の流れを作るための活動を続けていくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
- 住所
- 東京都千代田区九段北 4丁目 1-28九段ファーストプレイス8階
- 電話番号
-
03-6256-8430