大丸福岡天神店のクリスマスイルミネーションが環境問題啓発に貢献
今年のクリスマスシーズン、大丸福岡天神店エルガーラ・パサージュ広場では、特別なクリスマスツリーとイルミネーションが登場しました。12月25日まで楽しめるこのイルミネーションは、単なる飾り付けではありません。環境問題への意識を高める、重要なメッセージが込められているのです。
このツリーは、大丸福岡天神店の九州探検隊と対馬高校ユネスコスクール部が共同で制作しました。両者は「環境について考えるきっかけを届けたい」という共通の思いを持ち、このプロジェクトを実現させました。
ペットボトルキャップが美しい蝶々に変身
ツリーを彩る無数のオーナメントは、なんとペットボトルキャップをアップサイクルして作られた蝶々です。対馬で回収されたペットボトルキャップが、職人の手によって美しく可憐な蝶々に生まれ変わりました。このアップサイクルは、廃棄物の削減と資源の有効活用というSDGsの観点からも重要な取り組みです。
オーナメントの制作には、プレシャスプラスチック唐津、対馬市SDGs推進課、プレシャスプラスチック対馬、名古屋のムツミ工業など、多くの企業や団体が協力。地域を巻き込んだ連携によって、この素晴らしいオーナメントが完成しました。
各蝶々には「Change」の文字が刻まれています。これは、環境保全に向けた行動変容を促す願いが込められたメッセージです。人々の心に、環境問題への意識の変化の種を蒔く、そんな願いが込められています。
蝶々モチーフのキーホルダーで環境問題への意識を共有
九州探検隊とプレシャスプラスチック唐津は、この蝶々モチーフをキーホルダーとして制作。200名以上の人々にプレゼントされ、環境問題に対するメッセージが多くの人々と共有されました。小さなキーホルダーが、大きな環境問題への関心を呼び起こす、そんな力強さを感じます。
地域連携が未来の「Change」を後押し
このイルミネーションイベントは、対馬市、福岡市、唐津市の連携によるプロジェクトです。行政、企業、学校が一体となって取り組むことで、環境保全や海洋プラスチック問題、生物多様性保全への意識が地域全体に広がることが期待されています。
大丸福岡天神店は、単なるイベント開催にとどまらず、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続。地域と連携しながら、環境保全活動を積極的に推進していく姿勢を示しています。
このクリスマスツリーとイルミネーションは、美しく幻想的な空間を作り出すだけでなく、環境問題について考え、行動を起こすきっかけを与えてくれる、そんな力強いメッセージが込められた、忘れられないクリスマスの思い出となるでしょう。