岡山大学、真備災害をテーマにした解説動画を公開―『大学的岡山ガイド』連動企画
岡山大学高等先鋭研究院文明動態学研究所(RIDC)は、2023年4月に昭和堂より出版された『大学的岡山ガイド-こだわりの歩き方』に関連した解説動画シリーズ第一弾として、「真備災害の地理学」を公開しました。本動画は、岡山大学教育学域の松多信尚教授が、水害によって形成された岡山平野を舞台に、真備地区で起こった災害の地理学的解説を行っています。
約1時間10分の動画では、真備地区の地形や災害発生のメカニズムを分かりやすく解説
動画は、岡山大学の映像制作・配信スタジオ「5DLab.」の教職員と学生スタッフによって制作されました。5DLab.は、教育、研究、文化、地域活動に関連する映像制作や配信を担うスタジオです。視聴者は、松多教授と共に重要な場所を巡りながら、災害の背景や影響について学ぶことができます。単なる災害の記録にとどまらず、地域の防災意識向上に役立つ貴重な資料となっています。
『大学的岡山ガイド』との連携
本動画は、『大学的岡山ガイド』と連動した企画として制作されました。同ガイドブックは、岡山大学の知見を活かし、岡山県の魅力を多角的に紹介する内容となっています。この解説動画は、ガイドブックの内容をより深く理解するのに役立つだけでなく、岡山県の歴史や地理、防災に関する知識を深める機会を提供しています。
岡山大学の地域貢献への取り組み
本動画の公開は、岡山大学の地域社会への貢献を示す好例です。大学が持つ知見や資源を地域社会に還元することで、防災意識の向上や地域活性化に貢献しています。特に、学生スタッフが制作に参加している点は、次世代育成という観点からも注目に値します。
動画へのアクセス方法
解説動画「真備災害の地理学」は、文明動態学研究所のYouTubeチャンネルにて公開されています。URLは、岡山大学の公式ウェブサイトやプレスリリースで確認できます。
今後の展開
RIDCでは、今後、本シリーズを継続して公開していく予定です。様々なテーマを通して、岡山県の魅力や課題を多角的に発信し、地域社会への貢献を継続していくとのこと。今後の動画にも期待が高まります。
まとめ:学術と地域社会の連携による防災教育
岡山大学による真備災害の地理学的解説動画は、単なる学術的な発表にとどまらず、地域社会への貢献、特に防災教育の観点から大きな意義を持ちます。この取り組みは、大学と地域社会の連携による持続可能な社会構築に向けた重要な一歩と言えるでしょう。本動画を通じて、より多くの人が防災意識を高め、災害への備えを強化することを期待します。