平田オリザ氏による演劇入門ワークショップ
奈良市で待望の演劇入門ワークショップが開催されることが決まりました。このイベントは、日本を代表する劇作家であり演出家である平田オリザ氏が講師を務め、未経験者でも参加しやすい内容となっています。開催は平成30年8月20日(月)、午後6時半から9時まで、なら100年会館小ホールで行われます。
ワークショップの概要
このワークショップは、特に演劇に興味がある方だけでなく、初めて演劇に触れる方にもオープンです。中学生から参加可能で、定員は40名です。参加者は身体表現や短い創作を通じて、演劇の基本的な仕組みや楽しさを学ぶことができます。自分の表現力を試す絶好の機会といえるでしょう。
講師について
平田オリザ氏は、1962年に東京都に生まれた先進的な演出家で、劇団「青年団」を主宰しています。彼は「現代口語演劇理論」を提唱し、1990年代以降の日本の演劇界に大きな影響を及ぼしました。受賞歴もあり、1995年には『東京ノート』で岸田國士戯曲賞を受賞。国際的な活動も活発で、特にフランスを中心に多国籍共同制作の演劇作品を上演しています。
申し込み方法
参加希望者は、往復はがき、FAX、またはEメールのいずれかで申し込む必要があります。必要情報として「演劇入門ワークショップ参加希望」の文字、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、学生の場合は学校名を明記の上、奈良市アートプロジェクト実行委員会までお送りください。なお、締め切りは平成30年8月10日(金)必着となっています。定員を超えた場合は、初めて参加する方を優先して抽選を行います。
青少年と創る演劇
このワークショップの開催に続いて、12月23日には「青少年と創る演劇『ならのはこぶね』」が公演されます。このプロジェクトの理念は、次代を担う青少年が演劇のプロとともに創作を経験し、創造的な喜びを味わうことにあります。「ならのはこぶね」は過去に東アジア文化都市2016奈良市事業内で上演された作品を基にした新しい演出作品で、オーディションから上演までのプロセスが計画されています。
スケジュール
- - オーディション: 9月22日(土)・23日(日)
- - 結果発表: 9月下旬
- - 集中稽古: 12月上旬から
- - 公演日: 12月23日(日)
過去の「ならのはこぶね」本番の様子は、奈良市制作の動画ニュースでもご覧いただけます。演劇を通じて、奈良の文化や魅力を再発見する大きなチャンスですので、興味のある方はぜひご応募ください。