新幹線で顔認証改札
2025-04-08 16:49:58

上越新幹線で顔認証改札機の実証実験がスタート!新たな改札の形とは

新幹線で実現する新しい改札の形



JR東日本は昨年末に発表した中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」の一環として、「Suica Renaissance」を推進しています。この計画では、従来の改札方式を超える新たな「ウォークスルー改札」の実現に向けて、さまざまな方式を検討しているのです。特に注目すべき点は、2025年の秋を見込んで、新潟駅と長岡駅において顔認証技術を用いた改札機の設置を計画していることです。この実証実験の結果が、今後の改札のスタイルに大きな影響を与えることが期待されています。

顔認証改札機の導入について



実証実験の概要は以下の通りです。実施時期は2025年秋から2026年春の予定で、新潟駅と長岡駅それぞれの新幹線改札に顔認証機を設置します。この顔認証を使用することで、きっぷやSuicaカードの投入を不要とする新しい通過方法が実現します。これにより、両手に荷物を持った利用者やベビーカーを使用するお客さまにとって、より便利な通過体験が提供されるでしょう。

対象となるのは、新潟駅と長岡駅間の新幹線定期券(Suica FREXまたはSuica FREXパル)を持つ乗客です。この参加者をモニターとして募り、顔認証技術の精度確認や、改札機の性能評価を行います。また、環境条件(照度やカメラの角度、温度・湿度など)を考慮した実証を行い、通過時の動作速度や距離の最適化も図る予定です。

中長期の計画



この顔認証改札機の実験では、JR東日本メカトロニクス、日本電気、パナソニック コネクトの三社が共同でプロジェクトを推進しています。それぞれの企業が持つ技術を結集し、安全性や利便性を両立した新しい改札の形を目指しているのです。なお、実証実験に関する詳細な情報やモニター参加の募集は2025年の夏頃に案内される予定です。

将来的には、新幹線における顔認証の実証実験をさらに拡大し、特定会員を対象とした試験や新幹線eチケット利用者への展開も考えています。さらに、ウォークスルー改札の実現に向けては、顔認証技術以外の方法も検討されており、2027年春には在来線で新たな形式の実証実験も実施される見込みです。このような取り組みを通じて、今後10年以内にはウォークスルー改札の実現を目指して、 JR東日本は着実に歩を進めています。

まとめ



JR東日本の「Suica Renaissance」は、単なる新技術導入にとどまらず、通勤・旅行をする方々にとっての利便性を大幅に向上させることが期待されます。新潟駅と長岡駅での顔認証改札機の実験は、今後の交通インフラの変革を先取りする重要なステップです。新しい改札の未来は、もうすぐ目の前に来ています。


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会社情報

会社名
東日本旅客鉄道株式会社
住所
東京都渋谷区代々木2-2-2JR東日本本社ビル
電話番号

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