AIセキュリティ分野における新たな提携
三井物産セキュアディレクション株式会社(以下、MBSD)とSMBCサイバーフロント株式会社は、AIを活用したシステムに対するセキュリティの分野において新たに提携を結んだ。最近、AIに関連した技術の急速な進展により、さまざまな業界においてAIの導入が進む一方で、そのセキュリティを脅かすリスクも増加している。そのため、企業はAIセキュリティの対策を急速に進める必要がある。
この業務提携の初めの一歩として、SMBCサイバーフロントは2026年2月2日からMBSDが提供するAIセキュリティトレーニングを販売開始する。特に、AIエージェントに関するセキュリティハンズオンセミナーは2026年4月以降に開始される予定だ。
業務提携の背景
近年、AIの生成技術やAIエージェントの発展が著しく、金融やITを含むさまざまな分野でAIの導入が進んでいる。しかし、これに伴い、AIを狙ったサイバー攻撃の手法も多様化しており、企業は新たなリスクに直面している。
MBSDは、2016年から官公庁や大手企業に向けてAIセキュリティのサービスを提供してきた経験を持つ。その中で、より多くの顧客に対してサービスを届けるためには、信頼できるパートナーとの協業が不可欠だと考えた。
一方、SMBCサイバーフロントは、銀行初のサイバーセキュリティ子会社として、さまざまなクライアントに対して専門知識を活用したセキュリティコンサルティングを行ってきた。この提携により、MBSDの技術とSMBCサイバーフロントのコンサルティング能力が組み合わさり、ますます進化するAIを安全に活用するための環境が提供されることとなる。
提供されるAIセキュリティトレーニング
AIセキュリティトレーニングでは、サイバー攻撃に対抗するために必要な知識と技術を習得できるプログラムが提供される。具体的なトレーニング内容は次の通りである:
- - セキュアAI入門 eラーニング: AIシステムの企画から運用まで安全に行うための基礎知識を習得するオンライン講座
- - セキュアAI開発トレーニング: 日本トップレベルの専門家による安全なAI開発技術を短期間で学ぶハンズオン研修
- - LLMセキュリティ ハンズオン: 大規模言語モデル(LLM)の安全性に特化したセキュリティ技術に焦点を当てた実践的な2日間の研修
- - AIエージェントセキュリティハンズオン: AIエージェントの安全性を確保するための技術を学ぶための実践的な研修
今後の展望
この提携により、SMBCサイバーフロントの広範な販売ネットワークとMBSDの専門知識が相乗効果を生むことが期待されている。両社は、AIエージェントにおける安全で効果的な開発・運用を実現するための新たなサービスを今後開発・提供していく計画だ。
会社概要
三井物産セキュアディレクション株式会社
MBSDは2004年に設立され、ペネトレーションテストや脆弱性診断、マルウェア解析などを手掛ける高度なセキュリティ技術の専門企業だ。AIに関するサービスは特に、AIシステムの脆弱性診断やアドバイザリーを提供し、業界内での信頼を得ている。
SMBCサイバーフロント株式会社
SMBCサイバーフロントは2025年に設立された合弁会社で、国内の中小企業を対象にサイバーセキュリティサービスを提供している。顧客のニーズに応じたソリューション提案を行い、効果的なセキュリティ対策の支援を行う企業である。
本提携を通じて、AIセキュリティの重要性がさらに高まることが期待されている。今後も両社の動向に注目です。