グリーンフィールドの挑戦
2020-01-31 12:51:31

中国市場を狙うグリーンフィールドテクノロジーの革新技術とは

燃料電池市場の新星、グリーンフィールドテクノロジー



最近、中国の上海を拠点とするスタートアップ、グリーンフィールドテクノロジーが燃料電池市場において注目を集めています。この企業は、従来の高価な輸入素材に代わる革新的な製品を開発し、その価格競争力を活かして市場を攻略しています。

グリーンフィールドテクノロジーが提供する「電極離型半製品フィルム」と新概念「一体型Sealing Gasketフィルム」、「フィルム型GDL接着剤」は、燃料電池の中心的な素材としての役割を果たします。特に出所が不明瞭だった先進国からの輸入品に頼る必要なく、これらの製品は生産コストを約20%削減できる可能性を秘めています。

技術革新の背景



同社は、スマートフォン向け粘着テープの開発における経験を基に、燃料電池膜/電極接合体(MEA)に必要なフィルム素材に挑戦しています。関係者によると、現地で手に入る安価な原材料を利用することで、製造拠点を確保し生産原価を圧縮。これによって、コスト面での優位性を確保できるとしています。

さらに、同社は中国政府の政策に後押しされる形で、輸入材への依存を減少させる方針です。中国国内での製造は、物流費の削減や顧客への迅速な対応を可能にするため、競争力を大きく向上させる要因となっています。

新たな拠点と今後の展望



昨年12月、同社はRMB2000万元の投資を受け、上海市松江工業区に独自の研究開発センターを設立しました。松江工業区は、中国最大の不動産企業である恒大グループが大型の再生可能エネルギー研究所を設立した地域であり、今後の相乗効果も期待されています。このR&Dセンターを基に、生産条件が最適な地域を選定し、自社工場や外注先の増設を進めながら事業を拡大していく計画です。

また、同社はグローバル展示会への参加や製品に関するセミナーを通じ、製品認知度を上げていく方針です。すでに多くの顧客を確保し、納品を行っているとのこと。代表者は、「今後も革新的で高品質な低価格製品を開発し、中国の燃料電池市場でのプレゼンスを高めていきたい」と語っています。

まとめ



グリーンフィールドテクノロジーは、燃料電池市場における新しいプレイヤーとして、その革新的なアプローチとコスト効率の良い製品によって、成長を遂げていくことでしょう。今後の展開が楽しみです。

会社情報

会社名
Green Field Technology Corp
住所
No.189 Kang dian Rd. Songjiang, District Shanghai, China
電話番号

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