KEEN資金調達の狙い
2023-06-20 10:00:07
KEEN株式会社がフリークアウト・ホールディングスから資金調達、マーケティングの未来を見据えた戦略とは
KEEN株式会社が資金調達を実施
コミュニティデータの統合分析サービスを提供するKEEN株式会社は、株式会社フリークアウト・ホールディングスから2億円の資金を調達しました。この資金調達は、同社の新たな取り組みやサービスの価値向上、さらには業界内での競争力を強化するための重要なステップと位置付けられています。
B2Bマーケティングの背景とKEENの戦略
B2Bの購買プロセスにおいては、約84%が信頼できる人からの紹介によって決定されるというデータがあります。これは、紹介や口コミが顧客の意思決定に多大な影響を与えることを示しています。近年、「インフルエンサーマーケティング」が浸透する中で、フォロワー数だけでなく、発信者と消費者との信頼関係が重要視されています。この流れの中で、KEENは企業と顧客をつなぐコミュニティの企画運営を支援し、SNSデータやイベントデータの統合分析を行う「KEEN Manager」を提供しています。
資金調達の目的
今回の資金調達の主な目的は、大きく分けて2つに集約されます。
1. チームの強化:
KEENは「KEEN Manager」のさらなる機能開発やサービス提供体制の拡充を目指し、エンジニアやビジネス人材の採用を強化する方針です。
2. シナジーの創出:
フリークアウト・ホールディングスの技術力とノウハウを活用し、経営資源の共有を通じてサービス価値を向上させることが狙いです。また、フリークアウトはアジア地域への展開も視野に入れており、将来的なKEEN Managerの国際展開や英語版リリースも視野に入れています。
今後の展開
昨年11月にβ版をリリースした「KEEN Manager」は、これまでのコミュニティ運営の知見を生かして、B2B企業やWEB3企業のユーザーコミュニティにサービスを提供してきました。今後はB2C企業やファンコミュニティにもサービスを広げる計画があります。
フリークアウト・ホールディングスの視点
フリークアウト・ホールディングスの代表取締役社長にあたる本田氏のコメントが印象的です。「マーケターが直面する『どの指標を追うべきか』という問題に対し、KEENが提供するサービスが解決の一助となる可能性が高いと感じています。」
彼はSNSを活用したマーケティングにおける難しさや、ファンコミュニティを管理することがどれほど負担になるかを強調。一方で、「KEEN Manager」によってファンコミュニティが可視化されることで、マーケターにとって有益な情報が得られると期待を寄せています。
KEENの理念と未来への挑戦
KEENの代表である小倉氏も、フリークアウトとの関係を深めることで新たな仲間と出会い、サービスの向上を図りたいと述べています。彼女は「KEENはコミュニティマーケティングを通じて、人々の挑戦や応援が集まり、スター顧客が誕生する場を提供したい」との思いを語りました。また、AI技術の導入によりコミュニティの運営を効率化しながら、人間にしかできない重要な使命に取り組む姿勢を強調しています。
会社紹介
KEEN株式会社は、東京都渋谷区に本社を置き、2019年に設立されました。コミュニティマーケティングに特化したサービスを展開する同社は、これまでに多くの資金調達を行っており、今後もユーザーコミュニティの支援を通じて企業の成長を促進していきます。
これからのKEENの動向が注目されます。
会社情報
- 会社名
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KEEN株式会社
- 住所
- 渋谷区神山町22-8
- 電話番号
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