Knocku、助成プログラム「Futures In Motion–Japan」に採択
一般社団法人Knockuが、ニューバランス財団とBeyond Sportが推進する「Futures In Motion–Japan」に採択されました。このプログラムは、スポーツを通じてポジティブな若者の育成を支援することを目的としています。今後3年間にわたり、助成金を活用して持続可能な組織運営を進めていく方針です。
Futures In Motionとは?
「Futures In Motion」は、ニューバランス財団とBeyond Sportが共同で取り組む国際的な助成プログラムです。青少年の健康や社会包摂を促進することを目的としており、2025年4月からスタートします。このプログラムは、スポーツの「競争」ではなく「参加とアクセス」に焦点を当てることで、多様な背景を持つ若者にスポーツの機会を提供します。これにより、心身のウェルビーイング、リーダーシップ、社会的包摂を促進することを目指します。
Knockuは、Chance for Allや大和シルフィードとともにこのプロジェクトに選ばれ、多様なスポーツや身体活動を通じて若者のウェルビーイングを促進し、アクセスの向上や教育、およびキャリア形成にも力を入れていくつもりです。これにより、より多くの若者がスポーツに参加できる環境を整えます。
代表理事のコメント
Knockuの代表理事である岡田美優氏は、今回の採択に対して喜びを表明しました。彼女は、日本国内で障害者が気軽に参加できるスポーツコミュニティがまだまだ少ない状況を指摘し、特に子どもや青年のスポーツ参加機会における健常者との格差を強調しました。岡田氏は、この助成がKnockuの活動のモデルケースとなることを期待し、持続的な取り組みを進める意欲を見せています。
New Balance Foundationの役割
ニューバランス財団は1981年から、若者の目標達成を支援するための投資を続けてきました。青少年のスポーツへのアクセスや教育をサポートし、心身の健康をケアするために助成金を授与してきました。これまでに総額1億5000万ドルを超える助成を行っており、2024年だけでも90の非営利団体に1200万ドル以上を寄付しています。
Beyond Sportの理念
Beyond Sportは、スポーツの持つ力を通じて、現代社会に存在する重要な課題に取り組むためのグローバルな財団です。2008年から2450万ドル以上を調達し、80か国にわたる組織に対し、持続可能な影響を生み出すための支援を行ってきました。
Knockuについて
一般社団法人Knockuは、東京パラリンピックを契機にパラスポーツの新しい未来を創造するために結成された団体です。理念は、「パラスポーツの活動を通じて障害の概念を変え、共生社会を実現すること」です。彼らは車いすハンドボールを中心に、障害の有無にかかわらず参加できるイベントやコミュニティを運営しています。2023年にはスポーツクラブ「Knocku SC」を設立し、全国大会でも優勝を果たしました。
Knockuの活動は、障害の有無に関わらず、誰もが参加できる場を提供することによって小さな共生社会を広げていくことを目指しています。詳細は
Knockuの公式サイトでご確認ください。