多文化共生の学校づくりセミナーが開催
明治大学の国際日本学部に在籍する山脇啓造教授の研究室では、2025年6月28日(土)に「多文化共生の学校づくりセミナー」を開催します。このセミナーは、対面とオンラインのハイブリッド形式で行われ、誰でも参加できる貴重な機会です。
セミナーの目的
セミナーでは「外国人児童生徒も日本人児童生徒も安心して通える学校」をテーマに、横浜市立いちょう小学校の取り組みを振り返ります。いちょう小学校では2005年に発表された『多文化共生の学校づくり』をはじめ、2019年にはその続編である『新 多文化共生の学校づくり』が出版され、この二つの書籍が多文化共生教育の重要な指針となっています。
梯子を組む20年
今年は『多文化共生の学校づくり』が刊行されてから20年目の節目の年です。セミナーでは、いちょう小学校に関わった経験を持つ関係者を中心に、これまでの実績や経験を共有し、今後の課題について意見を交わすパネルディスカッションが行われます。
プログラムと登壇者
セミナーは以下のプログラムで進行されます:
- 山脇啓造教授(明治大学国際日本学部)
- 釜井宏行(文部科学省総合教育政策局国際教育課長)による「外国人児童生徒教育の20年」
- 服部信雄(元東京学芸大学教職大学院特命教授、元いちょう小学校校長)による「今振り返るいちょう小学校の実践」
- 「多文化共生の学校づくり—過去・現在・未来」では、金子正人(横浜市立南吉田小学校校長)、土屋隆史(横浜市立横浜吉田中学校副校長)、中村暁晶(横浜市国際交流協会多文化共生推進課長)が登壇。
- モデレーターは山脇啓造教授が務め、知見を深めるためのディスカッションが行われます。
参加方法と詳細
聴講を希望する方は、以下の申込フォームから事前に申し込む必要があります。セミナーの参加定員は対面が30名、オンライン(Zoom)が100名の先着順です。
- - 日時: 2025年6月28日(土)14:00~16:30
- - 会場: 明治大学中野キャンパス6階プレゼンスペース(東京都中野区中野4-21-1)、オンラインも可
- - 申込締切: 2025年6月21日(土)
- - 聴講申込フォーム: こちらをクリック
後援と協力
本セミナーは、文部科学省、横浜市教育委員会、横浜市国際交流協会の後援を受けており、明石書店や横浜市多文化共生・国際教室研究会の協力も得て行われます。
このセミナーでは、多文化共生教育の悠久の歴史と未來のビジョンを考える絶好の機会です。多様なバックグラウンドを持つ子どもたちがともに学び合う環境を築くために、皆さまのご参加をお待ちしております。