熊本・菊陽で広がるシェアサイクル『チャリチャリ』の新たな利用エリア

熊本・菊陽エリアに広がる『チャリチャリ』のシェアサイクルサービス

シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営するチャリチャリ株式会社は、2025年9月16日（火）正午より、熊本市と菊陽町の接続を発表しました。これにより、運動公園・武蔵塚エリアから菊陽町内へと利用範囲が広がります。

チャリチャリは、交通手段を提供する重要な存在として、2018年2月に福岡でサービスを開始。以降、累計3,700万回以上の利用があり、特に熊本市では2022年4月からサービスを展開し、270万回を超える利用を記録しています。菊陽町では、実証実験を経て、2024年4月に本格運用を開始しました。

1. 新しいエリアの広がり

今回の利用範囲拡大によって、熊本市と菊陽町の各エリアが「熊本・菊陽エリア」として統一され、シームレスな移動が可能になります。地元住民や訪問者からの要望に応じて、菊陽町内の拡大も行われており、地域の交通課題解決に寄与することを目指しています。

特に、利用者からの声に応える形で、当初の展開計画を前倒しにして実現したことは、地元のニーズに応える姿勢が反映されています。

2. 電動アシスト自転車の増強

また、2023年7月には、電動アシスト自転車500台が新たに導入され、熊本市内での自転車は合計2,000台に。菊陽エリアの電動アシスト自転車50台と合わせて、全体の自転車総台数は2,050台となります。この強化により、利用者はより快適に移動できる環境が整います。

3. 利用ポートの拡充

今回のエリア拡大に伴い、各所に新たなポートが設置される予定です。主なポートの一覧には、熊本県民総合運動公園の駐車場や、託麻スポーツセンター、熊本市武蔵塚駅前の自転車駐車場、などが含まれています。

4. チャリチャリの魅力とは

「チャリチャリ」は、専用のスマートフォンアプリを通じて利用でき、利用料金は1分単位で設定されています。ベーシック自転車は1分7円、電動アシスト自転車は1分17円での提供です。「ちょっとそこまで」の移動に最適なサービスが利用者から支持されています。

5. 安全への取り組み

チャリチャリでは、オリジナルの自転車用ヘルメットも販売中です。持ち運びやすさと安全性を考慮し、製品安全協会の基準を満たしたヘルメットを提供しています。通勤・通学スタイルにも溶け込むデザインで、さりげないロゴがアクセントとなっています。

6. 未来への展望

チャリチャリ株式会社は、地域の皆さまの意見を反映しながら、今後も新しい交通インフラとしてシェアサイクルサービスを進化させていくことを約束しています。また、店舗やオフィスの未活用スペースをポートとして活用する「ポートオーナー募集」も行っており、新しい価値の創造に寄与しています。

これからの熊本・菊陽エリアにおける「チャリチャリ」の展開に期待が寄せられています。簡単で便利な移動手段として、多くの人々に愛される存在となることを目指して進化を続けていくことでしょう。