防災研究協定
2025-04-01 19:35:47

防災科研とNTT東日本、防災研究における新たな協定締結

防災科研とNTT東日本の連携協定



2025年4月1日、国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)と東日本電信電話株式会社防災研究所(NTT東日本防災研究所)は、自然災害に強い持続可能な社会の実現を目的とした連携協定を締結しました。この協定は、現在直面している地域の防災課題に対処するための重要な一歩です。

1. 背景と目的


災害の頻発化および激甚化、さらには少子高齢化による自治体職員数の減少と要配慮者の増加が、地域社会に深刻な影響を与えています。こうした社会課題を解決するためには、産官学が協力し、強靭かつ持続可能な社会を構築する必要があります。

防災科研とNTT東日本防災研究所は、自らの研究成果や技術、情報を相互に活用し、NTTが築いてきた地域コミュニティとの連携をもとに、実証研究を進めることで、さらなる研究の高度化やその成果の迅速な社会実装を目指します。

2. 連携事項


本協定における両機関の連携事項には、以下の3つの重点分野が含まれます。
1. 自然災害に関する防災研究の推進
2. 防災情報の高度化および活用方法の開発
3. 自然災害に強い持続可能な社会の形成に取り組むこと

3. 各社の役割


防災科研の役割


  • - 研究成果および技術、情報の提供
  • - 共同研究内容の有効性を検証するためのフィールド実証
  • - 共同研究の実施および発表
  • - 地域への共同研究内容の実装

NTT東日本防災研究所の役割


  • - 地域防災に関する課題の一次情報の収集と提供
  • - ICT技術を活用した情報収集と分析の高度化
  • - 研究フィールドの提供及び共同研究の実施
  • - 地域実装に向けた共同研究

4. 協定締結日


この協定は2025年4月1日に発効します。

5. 各社の概要


防災科学技術研究所


防災科研は、災害対応に密接に関与し、現場のニーズに応じた研究を進める「アクションリサーチ」を実施しています。多様な知識を統合し、防災のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するネットワークを構築しています。

NTT東日本防災研究所


NTT東日本は地域通信事業における災害対応の経験を活かし、2025年4月1日より「NTT東日本防災研究所」を設立しました。ここでは、先端技術を活用した防災研究と、その成果を地域社会に実装する活動を行います。地域の防災力を高めることを目指し、地域との伴走型の取り組みを進めます。

この連携により、両機関は地域社会の安全性を高めるための研究と実装に向けて着実に前進することが期待されています。


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会社情報

会社名
東日本電信電話株式会社
住所
東京都新宿区西新宿3-19-2
電話番号

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