ASC認証の和食店
2019-09-26 13:01:14

日本初のASC認証を取得した和食店「きじま」の取り組みと魅力

日本初のASC認証を取得した和食店「きじま」の取り組み



神奈川県横浜市で展開される和食店「きじま」は、全国各地の漁師や浜との独自のネットワークを通じて、毎日新鮮な海の幸を提供する和食の専門店です。ここで特に注目されているのは、日本で初めてASC(Aquaculture Stewardship Council)認証を取得した点です。この取り組みは、持続可能な水産物を使用した料理を提供することを目指しています。

「きじま」のスローガンは「美味しい和食と豊かな海を、未来もずっと。」この理念のもと、同店は美味しさだけでなく、食材の安全性や環境への配慮も重視しています。豊かな海を守るためには、漁業資源の持続可能性が不可欠だと考え、ASC認証を取得することで、責任ある水産物を提供する体制を整えました。

ASC認証とは



ASC認証は、環境と社会への配慮を基にした養殖物の国際的な認証制度です。2019年7月の時点で、世界37ヵ国にわたり1036ヶ所の養殖場でこの認証が取得されています。和食店がASC認証を導入することにより、持続可能性に対する意識を高め、サステナブルな海の幸を供給できる基盤を築いています。

キシマのSDGsへの取り組み



キシマの代表取締役社長、杵島正光氏は、「和食店でサステナブルシーフードを提供できることを嬉しく思う」と述べています。創業から40年、海の厳しさに対する危機感がある彼は、和食を通じて持続可能な社会を実現しようとしています。「旨いものを作る」ことで、より多くの人々に持続可能な食材を受け入れてもらうことが重要だと考え、飲食店が果たすべき役割を強調しています。

具体的な取り組み内容



「きじま」で採用されているASC認証の海老は、ベトナムから輸入された無添加のブラックタイガー海老です。抗生物質や合成添加物を使用せず、安心して味わえる食材として提供されています。このエビを使った料理を通じて、サステナブルな食材の普及を目指しています。

さらに、「きじま」は海洋汚染の問題にも真剣に取り組んでいます。合成洗剤の排水が海を汚すのを防ぐため、石鹸メーカーと協力して合成界面活性剤の完全撤廃を目指すなど、環境保護活動にも力を入れています。こちらの取り組みは、環境保護と共に美味しさを兼ね備えた料理の提供を支えています。

無添加でサステナブルな和食が楽しめる「きじま」。ぜひ一度、足を運んでその味を確かめてみてはどうでしょうか。美味しさと持続可能性が共存する新しい和食の形を体感してください。

会社情報

会社名
株式会社キシマ
住所
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町3970
電話番号

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