横須賀×ブレスト40周年
2011-07-06 09:00:01

ブレスト市副市長来日講演!40周年を迎えた横須賀市との姉妹都市交流を徹底解説

ブレスト市副市長来日講演:40年にわたる横須賀市との姉妹都市交流



2011年7月、ブルトン・デュ・ジャポン協会は、東京で毎年開催される「ブルターニュ祭」の一環として、特別な講演会を開催しました。テーマは「国際交流における市民の役割」。

この講演会は、40周年を迎えたフランス・ブレスト市と日本の神奈川県横須賀市との姉妹都市提携を記念して行われました。ブレスト市姉妹都市および国際連帯担当副市長、レザ・サラミ氏が来日し、講演を行いました。

1865年から続く港湾都市の絆



サラミ副市長は、1865年以来続く両市の歴史的なつながりを丁寧に紐解きながら、講演を進めました。

かつて港湾都市として栄えた両市は、貿易や文化交流を通じて深い結びつきを育んできました。幾多の時代変遷を経て、現在に至るまで、姉妹都市関係は両市の発展に大きく貢献しているのです。

国際交流における市民の役割:高まる重要性



講演では、近年ますます重要度を増している、国際交流における市民団体の役割が深く掘り下げられました。

サラミ副市長は、市民レベルでの交流が、公式な外交関係だけでは成し得ない、深い相互理解と信頼関係の構築に不可欠であると強調しました。

東日本大震災と国際連帯:市民が担う役割



2011年3月11日に発生した東日本大震災。この未曽有の大災害の後、世界中から多くの支援が寄せられました。

特に、多くの外国人や海外の市民団体による被災者支援活動は、日本国民に大きな感動を与えました。サラミ副市長は、この出来事を例に、国際的な危機において市民が果たす役割の大きさを改めて示しました。

講演後のパネルディスカッション:専門家による多角的な視点



講演後には、活発なパネルディスカッションが行われました。

財団法人日本国際交流センターのチーフ・プログラム・オフィサー毛受敏浩氏、そして横須賀市国際交流課長松本義弘氏をパネリストに迎え、日本における姉妹都市交流の歴史、現状、そして将来展望について議論が交わされました。

特に、非常時における外国人市民からの支援活動のあり方や、今後の国際交流における市民参加の促進策など、多角的な視点からの意見交換がなされ、参加者にとって貴重な学びの機会となりました。

まとめ:市民参加による国際交流の深化



今回の講演会は、単なる記念行事にとどまらず、国際交流の未来を考える重要な機会となりました。

ブレスト市と横須賀市の40年にわたる姉妹都市交流の歴史は、市民参加による国際交流の成功例として、今後ますます注目を集めるでしょう。

両市の継続的な友好関係、そして市民レベルでの交流の深化は、国際社会における平和と相互理解への貢献に繋がるものと期待されます。

ブレスト市と横須賀市の取り組みは、他の自治体にとっても貴重なモデルケースとなるでしょう。

今後、国際交流において市民が果たす役割はさらに大きくなり、その重要性はますます高まることが予想されます。

会社情報

会社名
ブルトン・デュ・ジャポン協会
住所
東京都中央区日本橋本町4-10-5スペーシア日本橋1103
電話番号
03-3249-2733

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