青森県と山形県沖での洋上風力発電所選定の詳細発表

洋上風力発電事業者の選定結果



経済産業省と国土交通省は、再エネ海域利用法に基づき、青森県沖日本海の南側と山形県遊佐町沖の洋上風力発電の事業者を選定しました。この発表は2024年1月19日から7月19日までの公募を経て行われました。

選定の経緯



両省は、異なる事業者が提出した占用計画を第三者委員会で評価し、青森県知事と山形県知事の意見も参考にしました。各委員会には風力発電や地域関連の専門家が含まれており、慎重な審査が行われています。

選定された事業者は以下の通りです:

1. 青森県沖日本海 (南側)
- 事業者名: つがるオフショアエナジー共同体
- 構成メンバー: 株式会社JERA、株式会社グリーンパワーインベストメント、東北電力株式会社
- 発電設備概要: 着床式風力発電(61.5万kW、41基)
- 運転開始予定: 2030年6月

2. 山形県遊佐町沖
- 事業者名: 山形遊佐洋上風力合同会社
- 構成メンバー: 丸紅株式会社、関西電力株式会社、BP Iota Holdings Limited、東京瓦斯株式会社、株式会社丸高
- 発電設備概要: 着床式風力発電(45万kW、30基)
- 運転開始予定: 2030年6月

この選定によって、青森県と山形県の地域経済への貢献が期待されています。特に、選定された事業者は再生可能エネルギーの推進において重要な役割を果たすことが期待されており、環境にやさしいエネルギー供給の前進となるでしょう。

評価基準と公募占用計画



評価は再エネ海域利用法に基づく公募占用指針に則り、計画された供給価格と事業実現性の両面から行われました。供給価格が3円/kWh以下の場合、最高点である120点が与えられる仕組みとなっています。これにより、最もコスト効果の高い選択が実現されることになります。

今後の展望



洋上風力発電は、地球温暖化対策に貢献しつつ、新たな雇用の創出や地域活性に寄与する重要な手段です。選定された事業者は今後、具体的な発電設備の設置や運営に向けて取り組みを進めることが求められます。

地域住民との対話を進めながら、安心安全な発電所の運営に努めてほしいところです。今後の進捗が注目されます。

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