グローバル・リンク・マネジメントが初のAランクを獲得
投資用不動産を手がける株式会社グローバル・リンク・マネジメント(以下、GLM)は、三菱UFJ銀行による「MUFG ESG評価」において初めてAランクを獲得しました。この評価は、企業が持続可能な経営を推進しているかどうかを測る重要な指標となります。
MUFG ESG評価とは?
MUFG ESG評価は、企業が環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みをどのように行っているかを評価するものです。GLMは2025年5月30日に、三菱UFJ銀行から提供されるESG経営支援ローンの一環として、この評価を受けました。評価を取得するためには、サステナビリティに関する取り組みが一定基準以上であることが求められます。
高評価を得た取り組み
GLMが評価を受けた主なポイントは、トップマネジメントの強い関与、明確なビジョンと方針、リスク及び機会の管理、情報開示の透明性です。経営層がサステナビリティに関与し、戦略的に取り組む体制が構築されていること、さらには情報を積極的に公開していることが高く評価されました。
環境への配慮
特に環境関連の取り組みが目立ちます。KPI(重要業績評価指標)の進捗が定期的に評価され、環境配慮型の設備投資の効果が算出されています。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に基づいた財務的影響評価も行われ、企業のリスク・機会を定量的に測る姿勢が顕著です。さらに、ZEH(ゼロエネルギー住宅)やZEB(ゼロエネルギー建築)の推進にも力を入れています。
社会的責任の果たし方
GLMは人材育成や社内環境の整備にも力を入れており、社会への貢献を重要視しています。労働環境の改善や人権関連の施策も進めており、これらも評価に寄与しました。特に、毎年行うハラスメント研修など、社内の教育活動を積極的に実施しています。
ガバナンスの強化
経営の透明性も重要な評価ポイントです。GLMでは経営会議を通じてガバナンスの構造を整備し、取締役会における透明性を確保しています。女性取締役の選任や、第三者機関による評価も、企業としての持続的成長を促進する要因となっています。
今後の展望と目指すべき課題
Aランクの取得は、GLMにとって大きなマイルストーンであると同時に、新たな挑戦の始まりでもあります。得られた評価を踏まえ、2030年以降のCO2削減目標の設定や、人権デューデリジェンスの強化、廃棄物管理における取り組みなど、今後の課題が明確に見えてきました。これらの課題に対しても、GLMは積極的に取り組む姿勢を示しています。
会社概要
GLMは2005年に設立され、東京都渋谷区に本社を構えています。事業内容は、不動産ソリューション(投資用不動産の開発、販売、賃貸管理)です。資本金は582百万円、代表者の金 大仲氏は、これからも持続可能な企業グループとして認知されるべく、全力を尽くすと述べています。
公式ホームページは
こちらです。