日本酒の魅力を世界へ。「酒サムライ」に選ばれた4人の情熱

日本酒の素晴らしさを広めるために活動している「酒サムライ」の叙任式が、令和4年9月27日に京都・松尾大社で行われました。この称号は、日本酒造青年協議会が設立したもので、日本酒文化を愛し、その発展に寄与する人々に贈られます。これまでに93人の受任者が誕生し、今年は新たに4人がその名にふさわしいと認められました。以下では、叙任者として名を連ねる4人の方々のプロフィールと彼らの活動について紹介します。

叙任者紹介

伊澤史郎（イザワシロウ）

- 職業・役職: 白金・酉玉オーナー
- 活動拠点: 日本

伊澤氏は、さまざまな日本酒を世に送り出し、その魅力を伝えてきました。自身の酒場では、選りすぐりの日本酒を取り揃え、訪れる人々に特別な体験を提供しています。日本酒の新しい利用方法や楽しみ方を常に模索し、全国の蔵元と連携することで、日本酒の普及に貢献しています。

小倉ヒラク（オグラヒラク）

- 職業・役職: 発酵デザイナー、発酵デパートメントオーナー
- 活動拠点: 日本

小倉氏は、発酵文化を専門とするデザイナーであり、伝統的な日本の発酵食品に現代的なアプローチを加えています。彼の取り組みは、日本酒だけでなく、その他の発酵食品の魅力を伝える役割も果たしています。これにより、多くの人々に日本の食文化の奥深さと楽しさを伝えており、国際的にも評価されています。

倉嶋紀和子（クラシマキワコ）

- 職業・役職: 古典酒場創刊編集長
- 活動拠点: 日本

倉嶋氏は、日本酒の歴史と文化を深く掘り下げたコンテンツを提供する雑誌を発行しています。その活動は、日本酒への理解を深め、興味を喚起することに寄与しています。古典的なテイストを大切にしながらも、現代のニーズに合わせた情報を発信し続けています。

SIMONEMAYNARD（シモーヌメイナード）

- 職業・役職: SAKE MISTRESS創立者
- 活動拠点: オーストラリア

シモーヌ氏は、オーストラリアで日本酒の普及に努めており、日本酒の専門家として国際的に活動しています。彼女は、海外において日本酒を楽しむ文化を育てるためのイベントやワークショップを開催し、多くのファンを獲得している人物です。

日本酒の未来

近年、日本の伝統文化は様々な変化に直面していますが、海外では日本食や日本酒の人気が高まりつつあります。この流れを受けて、日本酒造青年協議会は「酒サムライ」叙任者の方々と連携し、その可能性を今後も広げていく方針です。日本酒をただ飲むのではなく、その背景にある文化や歴史を知り、楽しむことで、より豊かな体験へと繋がることでしょう。

私たちは「日本酒で乾杯！」と共に、日本酒文化の魅力をこれからも広めていきます。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

日本酒造青年協議会は、引き続き日本酒や日本の伝統的な食文化を世界に発信していくための活動を行います。興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトを訪れて、彼らの最新の情報やイベントをチェックしてみてください。

公式ウェブサイト: 酒サムライ