最新調査に見るハンバーガー消費のトレンドと価格意識

ハンバーガー消費の最新実態調査

株式会社ぐるなびは、ハンバーガーに関する実態調査を実施し、その結果が発表されました。調査期間は2025年7月1日から7月2日にかけて、全国の20代から60代のぐるなび会員1,300名を対象に行われました。

ハンバーガー消費の頻度

調査の結果、飲食店でハンバーガーを食べる頻度は「2〜3ヶ月に1回」が最多で、23%を占めました。特に30代男性では、月に1回以上食べる人が半数を超え、他の年代よりも高い消費頻度が見られます。また、30代女性でも消費が活発であり、男女問わずこの年代がハンバーガー消費を牽引していることが伺えます。

価格感の変化

興味深いのは、調査対象者の92%が最近のハンバーガー価格に値上がりを感じていると回答している点です。この価格意識の変化は、特にファストフード業界において顕著で、一般的なハンバーガーでも500円を超えるものが増加しています。また、専門店では2,000円を超える高級ハンバーガーも出回っている状況です。

一般的なハンバーガーの適正価格について尋ねたところ、回答者の約9割が「600円未満」と答えましたが、30〜40代男性では300円未満と考える人も多いです。このことから、ハンバーガーの理想的な価格についての認識が年代によって異なることが浮き彫りになります。

消費者の選択肢とバランス

ハンバーガー1個の上限金額に関して、多くの人が「1,000円以内」と考えていることがわかりました。さらに、ハンバーガーが好きだと答えた人は約80%であり、特に30〜40代女性の支持が高いという結果が出ています。自由回答では、価格を考慮しながら食べたいハンバーガーを選ぶ様子や、価格上昇を許容しつつもハンバーガーを楽しむ姿が見受けられました。

調査を通じて、消費者は価格とボリュームのバランスを取りながら、ハンバーガーの楽しみを追求していることがわかります。つまり、高価格帯のハンバーガーに対しても抵抗感を持たず、満足度を重視して選ぶ傾向が強まっているのかもしれません。