三井物産、SATSと合弁設立
2024-07-19 11:46:22

三井物産、アジアで食品製造・卸事業参入!シンガポール航空サービス大手SATSと合弁会社設立

三井物産株式会社は、シンガポールを本拠とする航空サービス大手SATS Ltd.と合弁会社を設立し、SATS傘下の食品製造・食品卸企業への出資による事業参画に合意しました。

2023年4月にSATSとアジア域内外での食品製造・販売流通における協業を目的とした戦略提携契約を締結していた三井物産は、アジアにおける即食食品需要の拡大を見据え、合弁会社を通じてSATS傘下のインド、タイ、中国、シンガポールの子会社に参画することにしました。

三井物産の合弁会社への出資額は約40億円、出資比率は15%となります。SATSは機内食製造を中核事業としていますが、三井物産との協業により、機内食以外の食品製造・販売事業の強化、拡大を目指します。

アジアでは、中間所得層の増加に伴い「食の高度化・多様化」が進み、即食性の高い食品に対する需要が拡大しています。さらに、コロナの影響で消費者の食に対する衛生・健康意識が高まり、安全で美味しい食品、手軽に食べられる冷凍食品などの付加価値の高い食品への需要が高まっていることから、アジアは将来的にも有望な消費市場として注目されています。

SATSは、世界27か国215拠点以上で航空貨物ターミナルオペレーション及び機内食製造事業を展開しています。シンガポール・チャンギ空港では、シンガポール航空を中心に機内食を供給しており、多種多様なメニュー提供、高い衛生管理、効率的な製造と需給管理による欠品させない・余らせないオペレーション力が強みです。また、地域に根ざした食習慣や宗教対応への知見も豊富で、多様な食ジャンルをカバーするメニュー開発力も強みです。

三井物産は、食品原材料や包材のグローバル調達力、冷蔵・冷凍物流効率化の推進や流通網の拡大、マーケティングによってSATS子会社で開発・製造する商品の品質向上を加速し、インドや中国を中心としたアジアでの付加価値食品市場に本格参入します。

三井物産は中期経営計画2026において、Wellness Ecosystem Creationを攻め筋のひとつとして定め、健康に資する食の提供により、多様化する消費者のライフスタイルの質向上への貢献を目指しています。本出資参画を通じ、食・ニュートリション領域での事業群の付加価値拡大に取り組み、アジアでの「食」を通じた健康やウェルビーイングの向上を通じ、人々のより豊かな暮らしづくりの実現を目指します。


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会社情報

会社名
三井物産株式会社
住所
東京都千代田区大手町1-2-1
電話番号

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