令和6年能登半島地震災害支援基金が展開する第6次助成
2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」は、多くの被害を地域にもたらしました。この災害を受けて、公益財団法人ほくりくみらい基金は、地元コミュニティを支援するための「令和6年能登半島地震災害支援基金」を設立しました。この基金は、緊急の復旧や長期的な復興活動を支援するための助成プログラムを実施しています。
今回は、実施された第6次助成プログラムについての詳細をお伝えします。今回の助成では、合計26件の応募の中から12団体が選ばれました。助成金の総額は3,043,450円で、春休みやゴールデンウィークを挟む期間に必要とされる支援活動に向けて提供されます。本プログラムの目的は、地域のニーズに応じた支援を行うことで、被災者が一日でも早く日常生活を取り戻す手助けをすることです。
審査プロセスと選ばれた団体
応募された事業案は、活動の必要性や期待される効果、実行力などの観点から厳しく審査され、その結果、12の事業が採択されました。選考はこれからも続き、助成金の原資は次回のプログラムに充てられる予定です。
以下は、今回の助成で選ばれた主要な事業の概要です:
1.
泥だし・荷物運びボランティア活動
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団体名: 外浦の未来をつくる会
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採択金額: 500,000円
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概要: 災害ボランティアとして、珠洲市大谷地区において泥だしや荷物運びの支援を行います。さらに、地域住民向けのイベントも定期的に開催されます。
2.
奥能登保養活動『能登ほっこり時間』
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団体名: ふくしまっ子チャレンジスクール実行委員会
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採択金額: 200,000円
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概要: 二次避難者を対象に、親子が交流できる各種イベントを実施します。
3.
高齢者の孤立を防ぐ「小さな上映会」プロジェクト
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団体名: 小さな上映会
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採択金額: 320,000円
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概要: 映画上映を通じて、高齢者や地域の住民が集まり、交流を促進します。
4.
「学びと笑顔の応援プロジェクト」
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団体名: NPO制服バンク石川
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採択金額: 200,000円
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概要: 子どもたちに必要な物資を提供するイベントを2回開催します。
5.
奥能登地域への心の支援
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団体名: 金沢大学ボランティアさぽーとステーション
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採択金額: 300,000円
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概要: 被災者への傾聴や交流活動を通じて、その心のケアも行います。
残りの団体についても、地域密着型の支援事業を展開しており、具体的にはワークショップや清掃活動、子ども食堂など多岐にわたります。
今後の展望
今後も「令和6年能登半島地震災害支援基金」は、地域の復興に向けた支援を継続する予定です。次回の助成公募は、2025年1月に開始し、2月に締切が設けられる予定です。詳細はウェブサイトで随時更新されますので、地域住民をはじめ、多くの方々の関心と参加をお待ちしています。共同で作り上げる復興の道はまだまだ続きます。私たちは共に前進しましょう。