全国内航鋼船運航業の最低賃金改正審議を国土交通省で開催

2023年9月10日、国土交通省で全国内航鋼船運航業の最低賃金に関する専門部会が開催されます。これにより、内航鋼船運航業界の賃金実態を踏まえた新しい最低賃金が審議されることとなりました。

専門部会の設立目的

全国内航鋼船運航業最低賃金専門部会は、最低賃金法第37条第2項に基づいて設置されています。部会は公益を代表する委員、労働者を代表する委員、そして使用者を代表する委員の計6名で構成されています。

この専門部会は、船員部会の下に位置しており、内航鋼船運航業における賃金の現状を的確に把握し、業界の実情に見合った最低賃金を設定するための重要な役割を担っています。専門部会は、賃金改正についての審議を行うにあたり、幅広い視点からその実態や課題を検討します。

開催概要

専門部会は、以下のような内容で開催されます。
1. 日時: 令和6年9月10日（火） 15:30～17:00
2. 場所: 国土交通省（中央合同庁舎3号館）8階特別会議室
3. 議題:
- 議題1: 専門部会長の選任について
- 議題2: 内航鋼船運航業最低賃金を取り巻く状況について
- 議題3: 全国内航鋼船運航業最低賃金の改正について

この専門部会の設立と会議の開催は、内航鋼船運航業の従事者にとって極めて重要な意味を持つものです。特に、船員の労働条件を改善し、業界の健全な発展を図るためには、実態に応じた適正な賃金が必要不可欠です。

報道関係者への案内

報道関係者には、会議の傍聴やカメラ撮影が認められていますが、それには事前の登録が必要です。登録は9月9日（月）の正午まで受付中です。事前登録を済ませた報道機関に対しては、会議資料が当日配布される予定です。

議事録や会議資料は、会議後に国土交通省の公式サイトにて公開されるため、関心のある方はぜひチェックしてください。

この最低賃金の見直しが、内航鋼船運航業に従事する方々の働きやすい環境を築く一助となることが期待されています。また、地域の経済にもプラスの影響を与えることを願っています。今後の動向が注目されます。