NECが目指す未来のスマートシティに向けた取り組み
NECは2024年12月11日から13日まで、渋谷パルコDGビルにて行われる「2024 TRONシンポジウム―TRONSHOW―」に出展し、最先端のデジタルトランスフォーメーション(DX)を活用したスマートシティの実現に向けた取り組みを紹介します。このイベントはTRONフォーラムが主催するもので、昨年に引き続いてNECが特別セッションに登壇しブースを展開します。
未来を支える価値創造モデルBluStellar
NECが提案する価値創造モデル「BluStellar」は、地域のWell-Beingを実現するための基盤です。都市OSを駆使し、様々なデータを連携させることで、地域における課題の解決や新たなサービスの提供を目指します。具体的には、個人同意管理に基づいたパーソナルデータの利活用、AIによるデータ分析、生体認証技術を利用した個人認証、ID連携管理、さらにフルレイヤーセキュリティがその機能を支えています。これにより、安心で魅力的なまちづくりが進むでしょう。
地域課題の解決に向けた取り組み
NECは特に地方の抱える問題に重点を置いて、広域な都道府県レベルでのデジタルツインの実現を目指しています。以下の3つのDXサービスが提案されています。
1. 防災DX
- - 自然災害が深刻化する中、防災対策と復興支援プランを提供します。
- - 地球観測データを統合し、AIを駆使して地球の現状を可視化します。これにより、SNSを利用した住民参加型の災害支援システムも構築します。
2. モビリティDX
- - 高齢化や運転手不足といった課題に対応し、自動運転移動サービスの実現に向けた通信システムの要件検証を行います。これにより、地域公共交通の維持が可能となります。
3. ヘルスケアDX
- - 日本初の技術により、心筋梗塞や脳卒中など将来の疾病リスクを可視化し、発症前のリスク把握と予防に努めます。これは高齢化や人口減少による社会保障費の適正化にも寄与するものです。
TRONプロジェクトの背景
TRONプロジェクトは1984年に始まったリアルタイム組込みシステムの開発に関するもので、今でいうIoT、特に「超機能分散システム」の普及を目指してスタートしました。今年のTRON Symposiumでは「AI×TRON」をテーマとして、過去40年の成果を振り返り、AIとの融合による新たな可能性について議論が行われます。基調講演や各種セッションを通じて、TRONプロジェクトの歴史と未来像を共有する重要な場となるでしょう。
出展・出講情報
特別セッション「デジタル地方創生のためのDXプラットフォーム」では、NECが提案するBluStellarモデルに基づいた最新のDX事例を紹介します。講演は12月12日(木)15:00から行われ、株式会社NECの執行役である受川裕氏が講演を行います。
展示内容には、防災向けDXサービス「防災DX」や、地域住民向けデジタルヘルスケアサービス「ヘルスケアDX」が含まれています。
開催概要
- - 会期: 2024年12月11日(水)~13日(金)10:00~17:00(最終受付16:30)
- - 会場: 渋谷パルコDGビル 18F カンファレンスホール「Dragon Gate」
- - 主催: トロンフォーラム
- - 入場料: 無料(事前登録制)
公式サイトからの登録をお忘れなく。詳細についてはNECのマーケティングビジネスパートナー統括部の問い合わせ先までご連絡ください。