河井寬次郎を知る「お茶とお話の会」
無名の陶工から文化の先駆者へ。民藝運動の重要人物、河井寬次郎を知る特別なイベントが、8月30日に京都市中京区にて開催されます。このイベントは、思想家・柳宗悦が提唱した民藝運動の背景に迫り、河井寬次郎の人となりを直接学ぶ貴重な機会です。
民藝運動と川井寬次郎
民藝運動とは、民衆の日常生活に密着した工芸品の美しさを称賛し、職人の手仕事を評価する考え方です。この運動は1920年に柳宗悦によって始まりました。今年はその「民藝」という言葉誕生から100年が経ち、特に河井寬次郎の業績を振り返る良い機会となります。
河井寬次郎は、家庭で使われる陶器の美しさを追求した陶工であり、彼の作品には素朴ながらも温かみのある個性があります。河井の茶碗を使って、彼自身の「家庭茶」を体験することで、当時の家庭文化や生活様式を学ぶことができるのです。
お茶とお話の会の詳細
この「お茶とお話の会」は、京都新聞社の7階サロンルームにて行われます。午前と午後の二部制で、各回10名まで参加可能です。参加者は、河井の孫にあたる鷺珠江さんから、民藝運動の起源や河井寬次郎の人物像についてお話を伺うことができます。
- - 日程:8月30日(土)
- - 午前の部:10:30~12:00
- - 午後の部:14:00~15:30
- - 定員:各回10人(先着順)
- - 参加費:10,000円(チケット発券料165円が別途必要)
- - 締め切り:8月25日
参加申込みは
こちらから行えます。特に、大切な御家庭へのお土産として、河井寬次郎の茶碗を利用した家庭茶のふるまいを体験できる点が魅力です。
特別展のチケットプレゼント
さらに、当日会場で行われる特別な抽選があり、9月13日から始まる「民藝誕生100年」特別展のチケットを、各回3人にプレゼントします。文化に興味がある方には、このチャンスを逃す手はありません。
THE KYOTOの文化活動
このイベントは「THE KYOTO」が主催するもので、文化に特化した京都新聞のデジタルメディアによって支えられています。THE KYOTOでは、毎週火曜日と金曜日に記事を配信しており、文化の継承やサポートを目指したクラウドファンディングにも力を入れています。イベントや記事に興味がある方は、
こちらのサイトから最新情報をチェックしましょう。
当日は、特にお茶の作法は求められませんので、リラックスした服装でお気軽にご参加ください。文化の深淵に迫るこの特別な会で、河井寬次郎の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。