習志野市、10月からの3R推進月間にリユース事業を開始！

習志野市、リユース事業で循環型社会に向けた新たな一歩

千葉県習志野市は、10月の3R推進月間に、不要品のリユース事業において「おいくら」との連携を発表しました。この取り組みは、廃棄物発生の抑制を最優先とする市の方針に基づいて、廃棄されるはずのまだ使える物品を再活用することを目指しています。

背景と経緯

習志野市は「一般廃棄物処理基本計画」に従い、廃棄物削減の新たな施策の導入が必要だと感じていました。一方、マーケットエンタープライズ社はリユースに特化したネット型事業を展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」のビジョンのもと、さまざまなSDGs活動を行ってきました。このような背景の中で、習志野市のニーズとマーケットエンタープライズ社の目標が合致し、「おいくら」を使用した共同プロジェクトが発足しました。

「おいくら」とはどんなサービス？

「おいくら」は、全国の加盟リサイクルショップに一度の依頼で査定依頼を一括で行え、買取価格を比較しやすいリユースプラットフォームです。130万人以上のユーザーに支持されており、特に手軽さが評価されています。これにより、個人が不要品をスムーズに売却できる環境が整えられています。

「おいくら」のサービスには、自宅まで訪問し、不要品の運び出しを行う出張買取も含まれています。この提携により、大型家電や重い物品でも簡単に売却が可能になります。例えば、冷蔵庫や洗濯機など家電リサイクル法の対象物も、まだ使えるものであれば買取の対象となります。売却までの流れもスムーズで、最短で申し込み日当日に買取が行われることもあります。

今後の展望

習志野市のウェブサイトでは、10月29日15時から「おいくら」に関する情報が掲載され、市民は直接不要品の一括査定を申し込むことができるようになります。これにより、二次流通が活性化され、リユースの促進が期待されるのみならず、自治体の廃棄物処理量やそのコスト削減にも貢献します。

市民が簡単にリユースを認識することで、廃棄よりもリユースを選ぶ選択肢が増えるでしょう。この取り組みは、環境意識の向上やリユースに対する理解の深まりにも寄与し、循環型社会の実現に向けた一助となります。