澤田株式会社が挑むニット糸選びの新時代
日本のニット産地、大阪府泉大津に本社を置く澤田株式会社が、アパレルブランドや繊維商社向けに新しいBtoBオンラインストア「SAWADA YARNS ONLINE」を展開しています。このサービスは、ニット糸の仕様だけでなく、実際に編んだ状態から素材を見つけることに重点を置いています。
背景
従来の糸選定プロセスは、数字だけの情報に頼ることが多く、実際に製品にしたときのイメージが持ちづらいという課題がありました。特に企画初期では、糸番手や混率だけでは完成形の見当がつかないため、試作を重ねることで時間やコストが無駄になってしまうことが多かったのです。
澤田株式会社は、この点に着目して、新しいプラットフォームを開発しました。「SAWADA YARNS ONLINE」では、実際に編んだ「編地」のギャラリーをオンラインで提供することで、企画から調達までの一括支援を可能にしています。
編地ギャラリーの特徴
このオンラインストアの核となるのが「編地ギャラリー」です。ここでは、各シーズンごとに多数の編地が掲載され、糸のスペック情報と共に、実際の編み立ての感覚を確認できます。
- - 表面感
- - 落ち感やハリ感
- - 編み組織による表情の違い
これらの要素を直感的に確認できることで、サンプル作成前から明確な完成イメージを持つことができます。こうした視覚的アプローチが、企画初期段階の感覚的判断をサポートしてくれます。
絞り込み検索機能
ニット糸は多種多様なため、目的に応じた素材を見つけるのが難しいという問題があります。「SAWADA YARNS ONLINE」では、シーズンや素材、番手などを条件として選択し、用途に応じた最適解を見つけることができます。これにより、糸選定にかかる時間を大幅に短縮し、比較・判断のための時間を増やすことが可能となります。
デジタル見本帳の活用
紙の見本帳の利点と欠点を踏まえて、SAWADA YARNS ONLINEではデジタル化された見本帳を提供しています。これにより、外出先でも他の関係者と情報を共有でき、過去の素材管理も容易になります。社内外で共通の認識を持つことで、迅速かつ質の高い意思決定ができる基盤を整えています。
オンライン発注の流れ
ニット糸の調達プロセスについても「検討から発注まで」をオンラインで完結する導線が設けられています。実際に素材を比較した後、スムーズに発注を進めることができる仕組みで、これによりBtoB取引の実務負担を軽減しています。
- - 電話やメールの必要がない
- - 「検討中の素材」での相談が可能
- - 担当者不在時でも依頼ができる
このように、オンラインストア「SAWADA YARNS ONLINE」を活用することで、ニット糸の選定における再現性と効率化が期待されます。神秘的な感覚的選定ではなく、具体的なデータに基づいた判断ができる環境が整っています。
終わりに
この新たなプラットフォームは、アパレル業界が求めるスピード感と正確性を両立させる重要なツールとなるでしょう。今後も、澤田株式会社が創り出すニット文化に期待したいところです。
SAWADA YARNS ONLINE
会社概要
- - 会社名:澤田株式会社
- - 代表者:代表取締役社長 澤田 誠
- - 設立:1969年7月1日
- - 所在地:大阪府泉大津市千原町2-2-19
- - 事業内容:ニット用原糸の企画、研究開発および販売
- - 会社ウェブサイト:澤田株式会社