スマートコンポスト導入
2025-04-18 12:42:01

つくば市吾妻保育所に導入!スマートコンポストで脱炭素教育

つくば市吾妻保育所にスマートコンポスト導入



株式会社komhamは、2025年4月よりつくば市の吾妻保育所にスマートコンポスト®を導入すると発表しました。この取り組みは、環境省が推進する「脱炭素先行地域」の一環であり、保育所で生じる給食の生ごみを堆肥化することにより、二酸化炭素の排出を実質ゼロにすることを目指しています。

背景:脱炭素先行地域とは


つくば市中心部は「脱炭素先行地域」として環境省に認定されています。この地域では、2030年度には電力消費に伴うCO2排出量を実質ゼロにし、温室効果ガス削減に向けた様々な取り組みが行われています。2024年7月には「つくばクラフトビアフェスト2024」イベントで、スマートコンポスト®を使用した実証実験も実施され、来場者に脱炭素の取り組みを体感してもらいました。

その成功を受け、吾妻保育所での導入が決定しました。ここでは0〜5歳の園児が120人在籍し、給食が提供されていますが、生ごみの収集頻度が週2回で、衛生面や臭いが問題視されていました。そこで、この生ごみ処理機が必要とされたのです。

スマートコンポスト®の導入方法


スマートコンポストは、太陽のエネルギーを利用して自動的に生ごみを処理する装置です。内部では、株式会社komhamが独自に開発した微生物群「コムハム」が生ごみを分解し、堆肥化します。この装置の特徴は、AC電源を必要とせず、二酸化炭素排出がほぼゼロであることです。

吾妻保育所では、給食から出る生ごみの一部をこのスマートコンポストで処理し、生成した堆肥は保育所内の花壇や畑に利用します。これにより、園児たちには食の資源循環の大切さを学ぶ機会が生まれるだけでなく、環境教育や食育にも貢献します。

スマートコンポスト®の特徴


この装置は、サイズが980mm(W) x 1365mm(H) x 900mm(D)で、約200kgの重さがあります。最大で日々10リットルの生ごみを処理する能力があり、8年の耐用年数を持ちます。さらに、投入される生ごみの量や分解率、温室効果ガスの削減量などをクラウドによりデータとして管理することが可能で、エラー発生時にはアラートが通知されるため、簡単にメンテナンスできます。

コムハム微生物群の特性


スマートコンポスト内部には、環境省が評価済みの微生物群「コムハム」が存在します。この微生物群は生ごみを最短1日で98%分解する能力があり、高速な堆肥化を実現します。なお、コムハムは遺伝子組換えやゲノム編集での改変は行われておらず、安全性も確保されています。

komhamの取り組み


株式会社komhamは、「微生物で生活環境を整備する」をミッションに掲げており、バイオマスリサイクルシステムの構築を促進しています。また、新商品やサービスの開発を通じて、環境に優しい暮らしをインフラとして提供することを目指しています。

今後もつくば市吾妻保育所におけるスマートコンポストの運用が、子どもたちの環境意識を高める教育的な成果をあげることに期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社komham
住所
北海道札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目1-10-211号
電話番号

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