海士町と連携
2025-12-22 11:51:18

海士町と北三陸ファクトリーが新たな海の未来創造へ連携

海士町と北三陸ファクトリーの新しい取り組み



2025年12月21日、北三陸ファクトリーとAMAホールディングスが包括的な連携協定を締結しました。本協定は、海士町が掲げる「シン・ブルーオーシャン戦略」と確固たる連携をもって、科学的データに基づく海洋環境の再生と持続可能な経済の実現を目指すものです。

協定の背景



AMAホールディングスは地域、行政、民間が協力し、海の未来を見据えた施策を推進しています。この動きに共鳴した北三陸ファクトリーは、森や里、海の自然循環を科学的に理解し、環境保全を経済成長に結びつける「再生型ブルーエコノミー」を構築しようとしています。

協定の目的



この協定の特筆すべき目的は以下の通りです:
  • - 科学的データに基づく「再生型ブルーエコノミー」の実証
  • - 産官学金のネットワーク基盤の構築
  • - 地域実装のための海洋デジタルツインモデルの構築
  • - 次世代の海洋人材育成への貢献

これらの目標を達成するために、次の4つの柱が設けられました。

1. 海洋再生事業とデータ基盤の構築



北三陸ファクトリーの技術を駆使し、藻場の再生や高付加価値の養殖が実施されます。また、海洋環境データ(水質や生態系、eDNA評価)を取得し、地域での統合的な活用が図られます。

2. 地域資源循環と産業化



磯焼け対策で得られる水産物のブランド化やブルーカーボンの炭素固定・クレジット化に関する研究が進められます。

3. 研修教育・人材育成



共同で新しい「海洋リテラシー」教育プログラムを開発し、現場をフィールドとした研修を実施します。

4. 政策提言やモデル発信



日本の海洋実証モデルとして成果を国際学会や関係省庁に提言する予定です。

シン・ブルーオーシャン戦略の意義



海士町は“海を守るための連携プロジェクト”として、スピーディーかつ実証的な解決策を模索しています。2024年6月8日から始まるこのプロジェクトでは、環境再生を地域活性化にもつなげる取り組みが進められます。特に、株式会社フーディソンと提携した人工礁「リーフボール藻礁」を用いた藻場回復の実証が重要な試みです。

コメント



AMAホールディングスの大野佳祐社長は、「環境保護に留まらず、海の再生を地域の新たな活力に変えたい」と意気込んでいます。同社はチームが培った科学的アプローチを基に持続可能な未来を築くことに期待を寄せています。北三陸ファクトリーの下苧坪之典CEOも、海士町との協力の意義を強調し、多様な知見と協力がこの新たなモデルを実現する鍵であると述べています。

企業紹介



AMAホールディングス株式会社


  • - 所在地:島根県海士町
  • - 設立:2018年5月
  • - 事業内容:ふるさと納税支援業務など
  • - URL:ama-holdings.co.jp

株式会社北三陸ファクトリー


  • - 所在地:岩手県洋野町
  • - 設立:2018年10月1日
  • - 事業内容:水産物の製造販売、技術開発
  • - URL:kitasanrikufactory.co.jp

この連携により、海の未来を守りながら新たな成長を促す際立った取り組みが実現することに期待が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社北三陸ファクトリー
住所
岩手県九戸郡洋野町種市種市第22地割1番地
電話番号
0194-75-3548

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