ノーコードAR制作ツール「palanAR」が新機能を発表
AR(拡張現実)分野で革新をもたらす株式会社palan(本社:東京都渋谷区)は、ノーコードAR作成ツール「palanAR」(読み:パラナル)に新機能「palanAR for App Clip」を追加しました。この機能の導入により、誰でも手軽に高度なXR(クロスリアリティ)体験を創造できるようになります。
palanAR for App Clipとは?
App Clipは、iOSユーザーにとって便利な仕組みで、アプリを本体にダウンロードせずとも、特定のURLを経由してアプリの部分的な機能を即座に使用できる機能です。新たに追加された「palanAR for App Clip」を使用すれば、ノーコードでApp Clip対応のアプリ型ARコンテンツを作成することが可能になります。これにより、従来のWebARでは難しかったアプリベースの高度なXRコンテンツを、ストアからのダウンロードなしに提供できます。
街をXR化する新機能の実力
新機能の第一弾として、Googleの地理データを用いて高精度な都市空間ARが作成可能となる機能が実装されました。旧来のpalanAR方式では、現地でのスキャンや配置確認が求められましたが、今回の機能ではただ住所を指定するだけで、編集画面にGoogleの3Dマップが自動的に読み込まれ、ユーザーは直感的にオブジェクトを配置できます。さらに、App Clip用の体験リンクも自動生成されるため、ユーザーは事前の準備なく高品質なXR体験をいつでも楽しむことができます。
この新機能は、駅や商業施設を活用した屋外広告(OOH)や、観光地でのデジタルアート、道案内など、さまざまな用途での活用が期待されています。また、XRの表現方法は今後も拡充していく予定です。
palanAR for App Clipの特長
- - 精度の高い空間認識が可能で、都市や建物の特性を引き出します。
- - 3Dデータによるオクルージョン(マスク)機能を搭載。
- - 撮影・録画機能を利用できます。
- - SNSシェア機能を追加し、コンテンツを簡単に広められます。
これらの機能を活用して、都市空間ARコンテンツの制作をお考えの事業者様は、
こちらからご連絡ください。
導入背景とこれからの展望
株式会社palanは、これまで多くのユーザーに対してノーコードのAR作成ツール「palanAR」を通じて、WebARを活用したプロモーションや観光施策を行ってきました。WebARは容易に導入できる一方、アプリに比べて空間認識精度や使用可能な技術に制約があり、表現の幅が狭いという課題がありました。近年、都市空間を活用した屋外広告案件の増加に伴い、高精度でコストを抑えた制作が求められています。
「palanAR for App Clip」は、アプリベースのAR体験をWebARと同等の手軽さで提供することを目指し、ユーザーが制約に縛られずに創造したいXR体験を実現する手助けをします。将来的にはARグラスが一般化し、広告やエンターテインメントがスマートフォンやテレビの枠を超え、”街そのもの”での体験へと進化することが期待されています。
これからもpalanARは、誰もが容易にコンテンツを作成・提供できるプラットフォームを目指し、新たなXR体験の価値を生み出し続けます。
palanARについて
「palanAR(パラナル)」は、誰でも簡単にARを作成できるオンラインツールです。AR名刺や商品プロモーションなど、多様なシーンで利用できるWebAR作成を、無料プランで試すことができ、商用利用可能なプランも用意しています。直感的なインターフェースにより、プログラミングの知識がなくても簡単にARを作成できます。2019年のサービス開始以来、イベントや教育、プロモーションなどで5万件以上のARコンテンツを制作してきました。
株式会社palanについて
株式会社palanは、「現実とデジタルを融合させ、新たな社会を創る」というミッションを掲げ、ノーコードのWebAR作成サービス「palanAR」や新感覚観光マップ「AR Maps」などを提供し、AR技術を通じたマーケティングや観光の課題解決に寄与しています。国内ではまだ少数の事例しかなかった2017年頃からWebAR技術の開発を始め、地方自治体やエンターテインメント、プロモーション業界など、幅広い業種にサービスを供給してきました。