細胞農業の革命!誰でも培養肉が作れる時代に
新たな食資源として注目される細胞性食品(培養肉や培養魚肉など)の開発を加速させる、画期的なスターターキットが登場しました。
インテグリカルチャー株式会社が販売を開始したのは、細胞農業に特化したBtoBマーケットプレイス「勝手場」を通じて販売される、世界初の細胞農業スターターキットです。
研究開発を加速させる革新的なキット
従来、培養肉の生産には、専用のバイオリアクターや高度な培養技術が必要で、開発のハードルが高く、参入障壁となっていました。しかし、このスターターキットがあれば、既存の実験室でグラム単位の培養肉を試験的に生産することが可能になります。
培養バッグと培養資材がセットに
本キットには、住友理工株式会社との共同開発による培養バッグ「Oxy-thru Cultivator ™(オキシスルーカルティベイター)」と4種類の食品グレードの培養資材がセットになっています。
購入者は、動物や組織に対応した細胞と血清成分を揃えるだけで、培養肉の製造に取り組むことができます。
3つのタイプでニーズに対応
スターターキットは、ニーズに合わせて3つのタイプから選ぶことができます。
- - スターターキットミニマムタイプ(6万円):少量の培養肉生産に最適です。
- - スターターキットAタイプ(14.2万円):中規模の培養肉生産に適しています。
- - スターターキットBタイプ:価格は要相談。大規模な培養肉生産に対応します。
細胞農業の未来を共に創造
インテグリカルチャー株式会社は、細胞農業の普及を目指し、BtoBマーケットプレイス「勝手場」を通じて、企業や研究機関との連携を強化しています。
今回のスターターキットの販売は、細胞農業の研究開発を加速させ、より多くの人が細胞農業に参画できる環境を整備する取り組みの一環です。
関係者のコメント
インテグリカルチャー株式会社代表取締役の羽生雄毅氏は、「今回のスターターキットは、細胞農業における一つのイノベーションと言えるでしょう。住友理工との素材系のアプローチは、サプライチェーン上で大きな差別化要因になると考えています」とコメントしています。
住友理工株式会社ライフイノベーション事業室長の巽聡司氏は、「当社は、人・社会・地球への快適の提供や社会課題の解決に貢献することを目的としています。今回の共同開発成果を発表できることを嬉しく思います。今後も、細胞農業のサプライチェーン構築に貢献していきたいと考えています」と述べています。
細胞農業の未来へ
細胞農業は、食料問題や環境問題の解決に貢献する可能性を秘めています。
インテグリカルチャー株式会社は、今後も革新的な技術開発と事業展開を通じて、細胞農業の未来を創造していきます。