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ベンチャーキャピタルHAKOBUNEは、セカンドクローズおよびサードクローズを実施したことを発表しました。HAKOBUNEは、大手企業での事業経験を持つ起業家を支援するユニークなベンチャーキャピタルとして注目を集めています。

HAKOBUNEは、2022年7月にファーストクローズを実施し、プレシード期・シード期のスタートアップ企業10社超に対して投資を実行してきました。同社は、大企業での事業経験等により知見と勝算をもって試行錯誤できる起業家を“大人起業家“と定義し、「時代の象徴を創る“変化”へ投資する」をコンセプトに投資活動を行っています。

今回の資金調達により、HAKOBUNEはさらなる支援体制を強化していく方針です。具体的には、インキュベーションプログラムの提供、コミュニティの構築、勉強会の実施、大人起業家の発掘プログラムなど、起業家にとって有益な支援を拡充していきます。

HAKOBUNEの投資対象は、大きく3つのカテゴリーに分けられます。

1. 課題解決型: 産業領域ごとの顕在課題の解決サービス（主にVertical SaaS/B2B領域）
2. 期待創出型: 新しい価値観や文化を創り上げるサービス（主にtoC/ESG/Web3.0領域）
3. 先端技術型: 世界を変えるインパクトを追求するサービス（主にAI/5G/MR等の先端技術系）

HAKOBUNEは、これらのカテゴリーにおいて、革新的なアイデアを持つスタートアップ企業を発掘し、資金だけでなく、人材やノウハウ面でも積極的に支援することで、日本のイノベーションを加速させていくことを目指しています。

今回の資金調達には、独立行政法人中小企業基盤整備機構（中小機構）とTIS株式会社が参画しました。中小機構は、HAKOBUNEが大手事業会社等における事業経験を活かした起業家の輩出サイクルの構築やベンチャー投資のエコシステムの発展に貢献することを期待しています。TIS株式会社は、HAKOBUNEファンドへの出資を通じて魅力的なスタートアップ企業と協力して新市場やビジネスの創出を目指しています。

また、HAKOBUNEは、アドバイザーとして早稲田大学大学院経営管理研究科（ビジネススクール）教授の入山章栄氏を迎えました。入山氏は、経営学の専門家として、HAKOBUNEの投資戦略や起業家育成についてアドバイスを行っていく予定です。

HAKOBUNEは、今後も「大人起業家」の育成と支援を通じて、日本のスタートアップエコシステムの発展に貢献していくことを目指しています。

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