AndTechの新しいセミナーでCO2回収を学ぶ
株式会社AndTechは、環境問題が注目される中、特にCO2回収に関する最新技術動向を学ぶことができるオンラインセミナーを2025年9月5日に開催します。このセミナーでは、Direct Air Capture(DAC)技術を中心に、セメント・コンクリートによるCO2吸収技術や、新たな冷熱を使用したDAC技術についての講演が行われます。
セミナーの目的
環境問題への対応はますます重要視されています。特にCO2の削減は、2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けた大きな課題となっています。AndTechのセミナーでは、CO2回収技術に対する関心を深めるために、最新の研究成果や技術改善の情報を提供します。これにより、参加者は実践的な知識を身に付け、社会に貢献できる技術を学ぶことができます。
プログラム概要
第1部:セメント・コンクリートによるCO2吸収の可能性
講師には鹿島建設の関健吾氏が登壇し、セメントとコンクリートのCO2排出に関する基礎知識から、具体的な吸収メカニズムについて解説します。論じられる技術には、特にCO2-SUICOMと呼ばれる新しいアプローチが含まれ、グリーンイノベーション基金での進展も紹介されます。
第2部:DAC技術と冷熱の活用
このセッションでは名古屋大学の則永行庸氏がDAC技術の研究開発の現状を話し、未利用冷熱を活用することで省エネルギー化を図る取り組みについて説明します。特にDACプロセスの重要性に焦点を当てることで、より効率的なCO2回収の手法が探求されます。
第3部:大気中からのCO2選択的回収剤の開発
神戸学院大学の稲垣冬彦氏によるこの講演では、従来のアミンを使用した方法から脱し、大気中の水分を含まない新しい回収技術の開発経緯が語られます。この新アプローチにより、低コストでのCO2回収が期待されます。
第4部:固体吸収材の評価
KRIの白石浩憲氏は、DACプロセスにおける固体吸収材の性能評価手法と、得られたデータに基づく経済的プロセスの開発について紹介します。これにより、具体的な技術的課題とその解決策を学ぶことができます。
参加方法
本セミナーはZoomを通じてオンラインで行われます。お申込み後に参加URLが送付され、事前に資料も配布される予定です。そのため、参加者は自宅で安心して学びながら、最新の技術トレンドに触れることができるのです。参加費は60,500円(税込)で、専門的な内容を提供するこの機会は非常に価値あるものと言えるでしょう。
まとめ
AndTechが主催するこのセミナーは、CO2回収技術に関する知識を深め、実際の研究開発や新技術に触れる貴重な機会です。環境問題に対する取り組みが求められる現代において、参加者は新たな知見を得て、エコ技術の進展を支援することができるでしょう。興味のある方は是非公式サイトで詳細を確認し、参加申し込みを行いましょう。
詳細情報:www.andtech.co.jp/seminars/1f05e1cb-50cf-69b4-ab2c-064fb9a95405