東京都とeiiconが新たなプロジェクトを発表
東京都は、株式会社eiiconとの協力のもと、新規事業創出プログラム「Be Smart Tokyo MATCHING PROGRAM supported by eiicon」をスタートします。このプログラムは、スマートサービスを通じて都民の生活を向上させることを目指し、全国のスタートアップを対象にしたアイデア募集を行うものです。
プログラムの概要
このプログラムは、2024年10月から始まります。参加対象は、ウェルビーイング、モビリティ、カーボンニュートラル、教育という4つのテーマに沿った課題を解決するためのアイデアを持つスタートアップです。東京都は、フィールド提供者である自治体や企業と連携し、これらの課題解決を図る協業を促進します。
特に、足立区はこのプログラムに参加し、以下の二つのプロジェクトを立ち上げることが決定しました。
1.
足立区と株式会社フツパーのプロジェクト
「AI分析によるバス時刻表の最適化」
このプロジェクトでは、AIを活用してバスの運行スケジュールを最適化し、公共交通機関の利便性を高めることを目指します。
2.
足立区と株式会社デザイニウムのプロジェクト
「ローカルMaaSプラットフォームによるタクシー補助の自動精算、証憑電子化、利用実績集計、電子決済」
このプロジェクトでは、モビリティ関連のサービスを統合し、ユーザーがタクシーを利用する際の手続きや決済をスムーズに行えるようにします。
これらのプロジェクトには、合計最大300万円のサポート費用が提供され、社会実装に向けた専任のコンサルタントの支援も受けられます。
「Be Smart Tokyo」の意義
「Be Smart Tokyo」は、東京都がスタートアップを支援するために実施しているプロジェクトです。都内のさまざまな場所でスマートサービスを実装し、都民の生活をより便利にすることを目指しています。このプログラムは、スタートアップにとって新たなビジネスチャンスとなるだけでなく、東京都にとっても新規事業の創造や地域経済の活性化を図る重要な施策となります。
参加企業と自治体
足立区だけでなく、港区や立産業振興センター、株式会社小田急SCディベロップメント、東海汽船株式会社、三菱商事都市開発株式会社などもフィールド提供者として参加しており、幅広い業種が協力しています。これにより、さまざまな視点で課題解決に取り組むことが可能となります。
終わりに
今後、このプログラムを通じてさまざまなアイデアが具現化され、東京都内におけるスマートサービスの実装が進むことが期待されます。スタートアップにとってはビジネスを進化させるチャンスであり、東京都におけるオープンイノベーションの一環として、積極的な参加が求められています。興味のある方は、ぜひエントリーを検討してみてはいかがでしょうか。